くやしい
今日の夕方、プールに向かう自転車の上で急に悔しさに襲われた。
機能不全家族で育ったこと。
それゆえに最初の人間関係が信頼ベースではなく恐怖ベースだったこと。
だから親の顔色を伺い「良い子」を演じた。
学校でもクラスメイトの顔色を伺い「友達」を演じた。
怒られるのも仲間外れにされるのも恐かった。
露骨にヘコヘコして舐められるのは嫌だったので、自分の意志でやっているように見せかけた。
そうしないとあまりにも惨めだったから。
けれど、こういうことはやればやるほど、上手くいけば上手くいくほど、恐怖心は増えていく。
自分を誤魔化してるんだから減ったりはしない。
ドンドン追い込まれていくだけだ。
恐怖に支配されたヘコヘコ人生。
今思うと本当に屈辱の子供時代だわ。
大学でとうとうメンタルがおかしくなって、アダルトチルドレンの概念を知った。
顔色伺いはそこそこ解消された。
親ともぶつかって、一応和解した。
でも和解したからといって、心に根付いた恐怖心が消えるわけでもなく、結局40代後半でうつ病になってしまった。
最近、ACや発達性トラウマに関する本を読み直して、深層心理にある幼児的依存心や屈辱感と向き合っているけど、すごくキツイね。
自らをうつ病に追い込んだ数々の行動の根拠がよく分かる。
そしてとても悔しい。
楽しい子供時代を送りたかった。
無邪気に自分の好きなものに夢中になりたかった。
生まれて約50年、多かれ少なかれ他人や社会に怯えながら暮らしてきたんだなぁ。
自分よりも周りの意向を優先して生きてきた。
おかげで体が思い通りに動かなくなってしまったよ。
あ〜悔しい。マジで悔しい。
けれど、自分が感じる極端な恐怖の起源は、生まれつきの性格ではなく、機能不全家族の影響だというのは救いでもある。
これからは余計なことを恐れなくていいということだ。
「怖くない!」と何度も自分に言い聞かせながら生きていけばいい。
あと何年、あるいは何十年生きていけるか知らないけれど、最期くらいは自由でありたいね。