私が早起きに成功した方法
最近のブームは「ブックカフェ」。
中でも購入前の本が読めるサービスのあるブックカフェにハマっている。
カフェで500円程度のドリンクを頼めば、店内にあるほとんどの本が読み放題。
なんてお得。なんて有意義な時間の使い方。
もともと本屋に行くのは好きで、何の用事もなく本屋をぶらりと一周することはよくある。
ふらっと立ち寄るだけでも気になるタイトルで大混乱。
そんな混乱を消化できるのがブックカフェである。
本当は数十冊席に持っていきたいところだけれど、グッと堪えて数冊を厳選。
序章と目次、文章の雰囲気などを見ながら、読み進めたい本かどうかを判断していく。
ほとんどの本はパラパラと気になる部分だけで満足するけれど、たまに「kれは!!!!!!」と思う本に出合うわけで。
そんな出合いが楽しくて、ブックカフェはやめられない。
なんだかんだでブックカフェに滞在する1~2時間で10冊程度は読み漁る。
中でも最近はいわゆる”自己啓発本”と呼ばれる類のものを好んで手に取る。
おそらく今の私は自分を鼓舞したいのだろう。
そうして自己啓発本を読み漁っていると、ほとんどの本に書かれていることがある。
それは、「早起き」について。
とにかく早起きしろと多くの本が私を煽る。
素直な私は、早起き生活をすることに決めた。
早起き生活に慣れるまではかなり時間がかかった。
というより、自分に合った”早起きメソッド”を確立するのに時間がかかったというほうが正確かもしれない。
もともと目覚ましをかけなければ12時間以上寝られる体であり、朝は大の苦手。
そんな私が早起きをしようというのだ。そりゃあ一筋縄ではいかないにきまっている。
まず最初はとにかく目覚ましをかけた。
隣で旦那が寝ているから、アラーム音を鳴らすわけにはいかない。
そこで枕の下に入れて振動で起こしてくれる目覚まし時計を購入し、スマホのアラームでも起きなかった場合はそいつが起動するようにしていた。
このアラームが強烈で。すごい勢いで頭が揺らされるから起きざるを得ない。
だが、ひとつだけ難点がある。
振動で起こされると、シンプルに気分が良くない。
せっかく早起きできても、なんだかモヤモヤする。
しかも、そのモヤモヤを二度寝で発散する始末だ。
よって、振動型目覚まし時計は失敗に終わった。
他にも試したことは数知れず。
美味しい朝ごはんを用意しておいたり、朝日を浴びたり、ペナルティを作ったり、カフェに行く用事を作ったり。
中でも朝カフェはかなり良かった。
朝ごはんを食べにカフェに行くという用事を作っておくと、ワクワクして起きることができる。
ただ、続かない。毎日の朝カフェは贅沢すぎて、この手を使うのは週に1日程度にとどめることにした。
朝カフェの件でわかったのは、私は楽しみがあれば起きるということだ。
じゃあ何を楽しみにすればいいのか。
贅沢朝ごはんでは起きられなかったし、朝起きてゲームをするのもなんか違う。(そもそもゲームそんな好きじゃないしなあ)
いろいろなご褒美を吊り下げながら早起きをしてきたのだが、最も効いた方法が意外なものだった。
それは、「ライターの仕事」。
ライターという仕事は、いつ何時、どんなところでもできるのが最大のメリットだと思っている。
それが故に昼夜問わず好きなときに書いてきたけれど、あまり朝時間を選ぶことはなかった。
朝は好きなことに使おうと思っていたから、仕事に関することを避けていたのだ。
しかし、どうだろう。
試しに朝からライターのお仕事をしてみると、捗ることはかどること。
しかも、気持ちがいい。
朝の空気を感じながらライティング、なんて気持ちがいいんだろうか。
この気持ちよさが病みつきになり、気づけば体は早起きに慣れていった。
そして今、なんと目覚ましなしでも起きられるようになっている。
特別な朝ごはんを用意してみたり、起きれなかったときのペナルティを用意してみたりしたけれど、まさか朝から仕事をすることがトリガーになるとは思わなかった。
私は仕事が好きなのだという自覚も持つことができ、いいこと尽くしだ。
ということで、朝時間はなるべく仕事をして過ごすようにしている。
ただ、最近はそれだけではない。
体が早起きに慣れてきたから、いろんな過ごし方をしてみれるようになったのだ。
ゆっくり朝ごはんを食べながらぼーっとする日もあれば、読書をして過ごす日もある。
散歩をしたり、SNSの投稿を作ったり、とにかく気の向くままに過ごす。
とにかく自分が気持ちいいと思える過ごし方を見つけて、それを楽しみに起きること。
これが私なりの早起きメソッドである。
人に与えられた時間は、1日24時間。これだけは誰にも変えられない。
けれど、どう過ごすかは変えられる。
寝て過ごすも人生、行動するも人生だ。
これまで前者を選んできた私だけれど、30歳、朝行動をする人間に生まれ変わろうと思う。
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