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#18 自分も相手も尊重し、心理的安全性を高めるアサーティブ・コミュニケーション*森田汐生


あなたは普段、自分が伝えたい事を、『何割ほど相手に伝えられている』でしょうか?

◼️価値観が異なる相手
◼️年齢や経験が異なる相手
◼️意見を言いづらいと感じる相手
これらの人に対し、指摘や反論をしなければいけない場面で、
自分はどう思い・何を望んでいるのか、あなたは率直に伝えられていますか?


本書では、
職場における人間関係において、

相手の意見も自分の意見も尊重し、
互いの合意点を見出すことで、
信頼関係の構築や円滑な人間関係を目指そう!

という内容になっています。


あなたの職場にこういった人はいますか?
◆一見おとなしいのに内側には不満を抱えている
◆些細な指摘でもムキになって反撃してくる
◆ため息やうんざり顔で圧をかけてくる
◆意見を欲しい場面で発言をしないが、後から意見や文句を出してくる
◆特定の人に対し悪口をいつも言っている
◆上司が仕事を無茶振りしてくる

自分はこういう人になっていませんか?
◆仕事が遅い人に対してイライラしてしまう
◆「上司ならわかってくれるはず」と期待してしまい、「察して」という気持ちを持ってしまう
◆部下のミスに対して長々と説教してしまう
◆意見はあるが、自信が持てず発言することが苦手
など。

本書は職場における人間関係についてまとめられていますが、普段の人間関係においても役立つ術が載っています。



ではまず、本書のタイトルにある、

アサーティブ・コミュニケーションとは、何なのでしょうか?

『アサーティブ・コミュニケーション』とは、

相手の立場や意見を尊重しつつ、自分の主張を正確に伝えるコミュニケーション方法のこと。
この方法は、自己主張が強すぎたり、逆に控えすぎたりすることなく、双方が尊重されるWin-Winの関係を築くことを目指しています。

ビジネスや日常生活において、アサーティブコミュニケーションは人間関係の円滑化やメンタルヘルスの向上に寄与します。



本来、上記のような、お互いを尊重した人間関係を築くことが望ましいですが、

適切に対応出来ず、こんな反応をしてしまうことはないでしょうか?

コミュニケーションにおける反応の癖は大きく分けて3つあります。


❶受身スイッチ

受身型の人はいわゆるいい人。
場の調和を大切にし、自分の気持ちよりも周囲の気持ちを優先します。
その結果、大量の仕事を抱えたり望まない行動に時間を取られることに!
「本当は嫌なのに」という気持ちもあり、内側には不満がいっぱい。

❷攻撃スイッチ

忙しい時に仕事を頼まれたり人から批判されると、つい反発してしまう。
相手の考えや思いをきちんと聞かずに、自分こそ正しいと考えて、相手を責めることも。

❸作為スイッチ

言葉でストレートに伝えるのは苦手だが、自分の思いをわかって欲しい気持ちが強い。
そのため、ため息や嫌味、第三者を巻き込んで思いを遠回しにアピールする。


本書では、
❶受身スイッチ
❷攻撃スイッチ
❸作為スイッチ
この3点における人への対応方法、
また自分がこれに該当する人への解決法が紹介されています。


《まとめ》
自分を理解し、相手を理解しようとすることで、
互いを尊重した人間関係を構築することができます。
「そんなこと言われたって難しい…」と諦めるのは勿体無い。

今日から少しずつ対応の仕方を変えてみましょう。
ほんのわずかな変化でいいのです。

信頼関係はすぐに構築できるものではありません。少しずつ気長に挑戦し、良好な人間関係を構築していけるといいですね。



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