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休職に至るまでに待ち構えていたもの

つむぎ|紡希です◡̈

前回の記事でご紹介したように、
診断名がついたため、人生で初めて休職することになりました。

ですが…
診断を受けて楽になったのは一瞬のこと。
休めば少しずつ良くなるだけと思っていましたが、本当に苦しくなるのはここからなのです。

今回は受診について振り返ってみました。
もしよろしければお付き合いください。


●受診〜休職に入るまで

発症してから、ここが第一の山場なのです🫠


ご存知の方も多いかと思いますが、
心療内科や精神科の初診予約はすぐには取れません。
初診まで1ヶ月待ちは当たり前な印象です。



そのため、患者は焦りでいっぱいになります。

体調不良やその辛さを少しでも早く何とかしたい。ただ原因を知って、今よりも良くなりたいだけなのです。

加えて、勤務先から一定期間休む場合に診断書が必要で求められ焦りはさらに加速します。


しかし…
すでに受診先を探すというアクションをするための活力がもうありませんでした。

本や説明文のような複雑な文章は読めず、
単純なものを理解するのにもわずかなエネルギーを振り絞ります。


◆受診までのステップは?

①体調不良時と通院手段を考慮して、
通院できそうなエリアを2〜3つピックアップ


②当日予約なしでも可能、1週間ごとなど短いスパンで予約可能なクリニックを探す

③予約をする(電話 or ネット)

大きく3段階でしょうか。


個人の経験的には、
②の過程を誰かが手伝ってくれていたら負担が軽くなったかもしれないと感じました。

なにせ何をするにも活力が不足している、、、


ご本人に意向を確認のうえ、
ご家族や身近な方でお手伝いが可能でしたら、
サポートしてもらえると助かるかもしれません。

③の過程は、患者にとって酷な試練かもれません。


新患予約がネットできればよいのですが、
つむぎの住む地域は本人が予約電話をするところが多かったのです。



病態的に『午前中は調子が悪く、夕方〜夜にかけて調子が良くなる』ことが多かった。
→開院時間の9時や10時に起きていることがまずしんどかったです。
(最終的には、家族に根気よく起こしてもらいベッドに寝たままの状態で予約電話しました)

間接的にでも人と接する事が困難に感じる

→何をするにも活力がなく、常に精一杯振り絞っている状態。
自分に対して自信のカケラもなくて、自分の殻に篭っている状態。


なので、電話するにもかなり勇気が必要でした。


最後のチカラを振り絞る思いで何とか予約の電話をしたことを覚えています。
(受診結果と休職のために職場に電話連絡したときは更にもっとしんどくて、具合悪いなか声を振るわせ電話終えたあと寝込みました😥)


◆受診に抵抗感ってありますか?

精神科・心療内科・メンタルクリニック等への受診に抵抗はある方がいらっしゃれば、
もう少しお付き合いいただけますと幸いです。

『うつはこころの風邪』などと言われています。たしかにそれも一理あるなと思います。

しかし、それだけでは抵抗感が和らいでも、受診行動に直結しないのではないかと考えます。


風邪をひいたときに、
受診せず自己判断で対処される方、日常をいつも通り過ごしてやり過ごす方もいらっしゃると思うのですよね。
(それが良い悪いということではありません)


そこで、自分の経験をもとに情報提供ができたらと思う点を挙げてみようと思います。



院内の雰囲気は?
→クリニックによって多少異なるかもしれませんが、
待合の雰囲気、柔らかい照明や優しい音楽など、一般的な内科と変わりないのです。
場所によっては、臨床心理士さんが在籍していて、対応してくれるところもあるようです。

受診したら薬を飲むことになる?
→最終的には医師の判断にはなると思いますが、患者の意向を尊重してくれる先生もいらっしゃいます。

薬に抵抗があること、なぜ抵抗があるのか(明確にわからなければ、なんとなくでも)
診察時間にお伝え
してみると良いと思います。


休息をとることが薬になること、漢方薬で対応してくださる場合など選択肢を提案してもらえたり、一緒に考えてもらえるよう相談に乗ってもらうのはいかがでしょう?

定期通院になると医療費が沢山かかる
→休職の可能性を考えると経済面も心配になる方もいらっしゃるかと思います。

医療費に関しては、『自立支援医療制度』という公費負担医療制度があります。
※申請には、別途診断書が必要になります。また、申請してから活用できるようになるまでは時間がかかるようです。


発症した立場からお伝えさせていただくと、
もっと早く受診すればよかったという思い、それからもっと悪化していたらどうなっていたかという思いがあります。


周りの声や自分の心身の声に耳を傾けて、
健康診断の延長のような感覚で受診してみてはいかがでしょうか?

まだ頑張れる、大丈夫。
そう思っていたとしても明日どうなっているかは確証がありません。

専門家に診てもらい、治療の必要がないと言われたら無理なく自分のペースで頑張れば良いのです。


メンタル疾患を発症する方、診断がつかなくともメンタルを病む方、苦しい思いを抱えて日々過ごす方が少しでも減る世の中になればという願いを込めて。


私の経験が、誰かの役に立てることがあれば幸いです𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣














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