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はじめまして短歌

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あなたを想った文と短歌 なおかちゃん編

あなたを想った文と短歌 なおかちゃん編

 あなたは、高校生ぐらいまでは家族の様子を見てバランスをとったりしていたと思いますが、学校では、まぁそこまでバランスを取らずに、クラスの中でもちょっと「別枠」のポジションに居たのではないでしょうか。

大学で地元を離れると、爆発したのですね。大学デビューというのとはちょっと違いますよね。ただ、遠慮をしなくなっただけ、だったのではないかと思います。あなたにとっては当たり前に、かつ、日々必死に自分のや

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2020.08.25の短歌

2020.08.25の短歌

今日の拙作6集

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屋上のハリーウィンストンの輝きの
麓は深く粘っこい闇

白き異国のスタッフの卑屈な笑顔
我々のようだ

権力と血とが集まる都庁前
カフェ店員の五感は澱む

「ありがと」の代わりにチクロ甘味料の
入ったジャムが好きと言う父

何もかもが片手間になってしまった。
ジンジャーエールは許してくれた。

入道雲のふちを夕日が照らしてる
にぎりなおした買

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7月29日の短歌

7月29日の短歌

夏だか梅雨だかめいている拙作6首■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪

同級生がオンナになってて怖かった
私は蝉になりたくなった

背景は 遠くの豪雨 コロナ 自殺 居間では子らが半裸でじゃれる

スーツ着て大人になった僕なので
白線をふむ規則(ルール)は秘密

雨を吸った草木の吐息と蝉の声
思い起こすは 故郷(ふるさと)の夏

見上げると雨に叩かれる新幹線
叶わぬ帰郷 また地下に潜る

ワタクシの感

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黒猫の短歌 その1

黒猫の短歌 その1

いっそ黒猫さんになりたい 拙作6首

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無駄なことは嫌いよ例えばそうやって
ポーズとってる君の声など

だーいすき かつ リスペクトのチュウ いつだって 瞬間風速 100キロぐらいの

いらっしゃいませ、とは言ったけども お見通しだよ  だまってやるけど

猫だってからだをなめて乗り越える これは大した傷ではないはず

強がって、強がってるね セミナーに行く君

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6月16日の短歌 6首

6月16日の短歌 6首

いつかダ・ヴィンチに載りたいなぁ
新作6首

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紫陽花はやたらときれい
インスタで買ったキュプラのワンピースあわす

都合よくずるく甘えてこられてももう行かないよ旬は過ぎてる

狡いほど甘くなってしまったねもう終わりだねもう終わりだよね

セミナーに行きまくっても何ひとつ
自信がもてない弱い私に

強いのは 私は弱いと言えること
そうなの?学校では習わなかった

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