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2020.08.25の短歌

今日の拙作6集

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屋上のハリーウィンストンの輝きの
麓は深く粘っこい闇

白き異国のスタッフの卑屈な笑顔
我々のようだ

権力と血とが集まる都庁前
カフェ店員の五感は澱む

「ありがと」の代わりにチクロ甘味料の
入ったジャムが好きと言う父

何もかもが片手間になってしまった。
ジンジャーエールは許してくれた。

入道雲のふちを夕日が照らしてる
にぎりなおした買物袋も

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ニッポンの違和感をはっきり見た気がしたけどここで生活してるんだ私は。

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