優しさは心の余裕と体力 —学生編集者の過酷日記―
最近、直属の上司が変わった。2年目の女性の先輩から、ベテランの男性社員Gさんへ。自ら私の教育係をやらせてほしいと言ってくれたのだそう。
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少し前に、無事に卒業論文を提出した。
卒論を提出するまでの数か月間は、思い出すだけでつらい生活だった。始発で会社に行って仕事をし、始業前に学校へ向かう。学校で卒論を書き(途中仮眠)、19時には会社へ戻り深夜2時まで仕事。もちろん電車はないので漫画喫茶へ行き、卒論を書き、再び会社、学校の日々を繰り返した。
そんな生活を唯一知っていた