モモちゃんがいたから。
「わたし、この人と仕事がしたかったんです。」
昨日、お世話になっている人に就職や仕事の報告をしている中で、そんな話をしたばかりだったのに。
今朝、児童文学作家の松谷みよ子さんの訃報を知りました。
『ちいさいモモちゃん』に出会って、本を通して笑うこと、泣くこと、喜怒哀楽を得られることを知った。
そんな新しい世界を教えてくれる本が、わたしは大好きになった。
まぎれもなく、
私がいま本が好きであること、こうして出版社で働いていることの原点は、松谷みよ子さん。
同じ高校も受験したくらい、大好きな憧れの存在でした。
「いつか一緒に仕事をするんだ」
その夢はかなえられなかったけど、「夢」があったからこそ、今の私があります。
4日、仕事が休みならば
お別れに行こうと思います。
たくさん感謝しています。
ご冥福をお祈りいたします。
いつか児童書の編集者になります。