【障碍者雇用④】100年以上続く老舗でかっこいいを追求「三泰」~色んな形での雇用ができるワケ~
■最初に
こんにちは!サイボウズのもっちーです😊
障碍者雇用の取り組みとして、施設外就労。
そして、シニア人材の活用も推進している三泰さん。
国内で指折りのギター塗装・製造の会社です。
前回は、承認し合える仕組みづくりについてお伝えしました。
今回は最終回、三泰さんが色んな形の雇用ができているのはどうしてなのかお伝えします!
▼以前の記事
①色んな働き方
②今の形になるまで
③承認しあえる仕組み
〜三泰〜
Webサイト:http://www.santai.jp/
■色んな形での雇用ができるワケ
・工程が多いからこそ仕事の可能性はたくさんある
うちの会社は、工程が幅広くあります。
だからこそ、適した仕事もいっぱいあります。
と、古畑さん。
シルバーの皆さんにも、A型のみなさんにも、
それぞれに適した仕事があります。
集中力が高い方には、この仕事はできそうだね。
と、アセスメントを見て、この人たちにはこうやってお願いしていこうと、解決できる可能性が非常に高いと感じています。
今の状態でいうと、まずは付き合ってみなきゃ分からないと思っています。
様々な個性がある人たちがいる。
でも、うちの会社だったらできる可能性が、高いと思います。
今の現時点で感じるのは、A型の人たちと一緒に仕事ができます。
それが、わかったっていうくらいのところです。
そして、まだ選択肢はあるよね。
って、そういったことが、分かったっていうフェーズです。
・建設的な話をする練習!?
全社的に、建設的な会話ができるというのをベースに置いています。
なので、「どうしたらどうなるの?」という、練習はすごくしているといいます。
1番最初ってできないけれど、何でできないかわからない。
というところからスタートします。
情報が足りなかったりして、何もわかんない。
わからないことがわからないです。というのもあったりする。
この状態は、周りがしっかり教えられてないからだなと思い、
まずしっかり教えましょうね。というフェーズです。
そこから、これができるっていう風になってきたときに、
できるかできないかの話になる。
そうすると、こういう理由でできません。
となっていくので、そうなったら、その理由を解決すればいいんだよね。
そういう話ができるようになってくる。
だから、どうすれば、どうなる。
そういう練習をずっとし続けています。
改善するって言った時に、
じゃあ、今回かっこつけていきたいから、
塗装屋だけど、塗料を使わない。
そう言うと、みんな塗料のコストを縮めようとする。
ゼロにはできない。
じゃあどうやったら最低限でできるだろう。
最低限でできると、廃棄も減るし、
それってうちの会社にとってかっこいいよね。っていう話で、
みんなまとまるんです。
・チームもいろいろ
丁寧にコミュニケーションを取っているのが印象的な三泰さん。
チームがいろいろあるんですよ。と教えてくれました。
その人の特性に合わせてチームがあるといいます。
必ずその人に、ここに入ってというわけではなく、無所属でも良いんです。
その中で、教えるのが上手い人たちが手を挙げて「育成」っていうチームがあります。
その育成のチームがシルバーさんたちや、A型事業所にもやり方を共有しにいく、若い子たちの育成もこのチームが頑張っています。
面白いことに、教えるのが上手な育成のメンバは、
ありがとうポイントで長文で書いている。よく人を見ています。
なんで集中できるのか、できないのかっていうふうに見た時に、
得意なことが通じていたり、
多くを教えるのではなく、1個ずつ丁寧に教えたら、
多分このスタッフはできるようになるっていうのがわかっている。
全員職人なので、チームに所属している人たちも、
日々の業務は当たり前にやる。
日々の業務をやった上で、
自分の付加価値をさらに育成で提案できる人、開発で提案できる人、生産で提案できる人、みたいな感じでチームがあります。
開発はできないけれど、自分は生産力があるから、そこをフォローアップに入れるっていう形で、他の人たちの1.2倍とか1.3倍とか上げてくる人もいます。
成長し続けることもキーワードに置いている、三泰さんならではの、
得意を活かしたチームを作ることで、自分の価値を会社に与えていけるというのはとても「かっこいい」と思いました!
■最後に
最後までありがとうございました。
三泰さんの塗装もかっこいいし素敵でした。
そして、職人さんたちが変わっていった承認しあえる仕組みづくりや、
チーム作りについて教えてもらって、
得意を活かせる環境や、得意や好きを理解し合える環境があるのだなと感じました。
サイボウズは「チームワークあふれる社会を創る」が企業理念です。
職人さんの世界にこういったチームワークがあふれていることをお伝えできてよかったです。
次回も見てもらえると嬉しいです😊