あ~おもしろかった!と思える読書体験をするなら、読むべきは「本屋大賞」
春。全国の書店で大々々々大規模に展開される「本屋大賞」のコーナー。大賞をはじめとするノミネート作品の順位が発表されると、たちまち書店のメインコーナーは本屋大賞一色になる。本屋大賞を詳しく知らない人が見たら、まじで何事?となると思う。
私は本が好きでよく書店には通っていたが、書店員のはしくれになるまでは詳しく知らず、出版社が激推ししている本のフェア的なものだと思い込んでいた。めちゃくちゃ恥ずかしい…
本屋大賞とは、文学の賞レースのなかでは歴史は浅いが、出版業界にかかわる人々のかける熱量が熱い。熱すぎる。出版業界への影響度も高い。そして何より、私たち読者との距離が近い。めちゃくちゃちゃんとした要チェックな賞なのである。
書店員が売れる本を作る「本屋大賞」
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