tsuki | つき

春生まれ、29歳です。 テレビドラマをみること、本を読むこと、アイドルを応援することが好きです。

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  • 日々のこと

    日々の暮らしのなかで考えていることについて記しています。

  • エンタメのあれこれ

    好きなドラマ、映画、音楽などへの想いを記しています。

  • 書店で手に取ってほしい、本。

    本の紹介をしています。気になった作品があったら書店で探してみてほしいです。

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むかし好きだったあの人を探してしまう

好きなエッセイに出会うと、その度に思い出す人がいる。文芸誌で、雑誌で、noteで、胸をきゅーっと締め付けられる文章に出会う度に「あの人かもしれない」と思って、ドキドキしながら書いた人のことを調べてしまう。その人だったことはないのだけれど、もうずっとずっと、あの人を探してしまう。 その人は、わたしより4つ上くらいの東京に住むお姉さんだった。当時わたしは田舎の高校生で、その人は都内の大学に通っていた。文学部だった。そうプロフィール欄に書いていた。わたしはその人に会ったことがない

    • ちくりと刺された針を溶かす

      ちくちく言葉が苦手だ。どんな事情があろうと、そんなふうに人のことをちくちく傷付けることは絶対にしてはいけない、と思う。 最近すこし、ちくちく言葉の針をこちらに向けられたことがあった。 わたしは在宅で働いている。そのことを知っている人から「ずっと家にいるからヒマそうで楽そう。時間があっていいね」と言われたのだった。 その言葉はけっこう鋭くて、わたしの心をちくりと刺した。 そりゃずっと家にいるけどさ。仕事してるけど用事がないと家から一歩も出ない日だってあるけどさ。たくさん

      • 前向きな連鎖のはじまりを、ひとつの悩みに向き合って

        睡眠障害になって人生マックスレベルに苦しんでいたあの頃、肩こりがとてもひどかった。 そもそもの睡眠不足や処方された睡眠薬が体に馴染むまでの倦怠感などのすべてが、健康だったはずの自分にずっしりと覆いかぶさってきて、毎日ひたすらだるかった。生きてるような生きてないような、グレーがかった世界を毎日見ていた。そんなとき、とにかく肩こりがひどかった。 肩こりの原因を知りたくてとくに毎朝起きたときに、肩がとても痛い。デスクワークだから仕事のあとに痛くなるなら分かるけれど、起床時に痛み

        • 金曜日は日記を 20241109-1115

          20241109(Sat)夜と朝のはざまで見上げる月がすきだ。朝日が昇って多くの人の一日がはじまる前の、しんとした空気を吸いこむのがすきだ。いい土曜日がはじまる予感がしたので、緑のなかを歩いて空の下でうどんを食べた。あったかいものを外で食べると何百倍にもおいしく感じられる季節がやってきた。寒いって悪いことだけじゃないよなあ。 20241110(Sun)メンチカツをふたつ食べた。揚げたてのメンチカツを前にして「世界一すきな食べ物はメンチカツ!一生これだけ食べてたい!」と言って

        • 固定された記事

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          なぜだかいまを生きている

          もうすぐ三十歳になる。この冬を超えて次の春がめぐって来るころには、人間デビュー三十周年だ。 書いていて自分でびっくりしてしまった。三十歳って。まさかわたしがそんな年齢になる日がくるなんてまったく想像していなかった。予測不可能なことが起きるのが人生か。 ありがたいことにわたしは健康体そのもので生きてきて、両親は健在で、祖父母は歳を重ねても楽しんで生きていた人たちだ。そういう環境で育っているのに、なぜだかわたしは、自分は二十七歳くらいまでしか生きないだろう、と思い込んで生きて

          なぜだかいまを生きている

          いつかその歩道橋を渡る日がくる ― 乃木坂46『歩道橋』と乃木坂道路楽曲を考える

          乃木坂46の37thシングル『歩道橋』が公式YouTubeチャンネルの生配信で選抜発表&初披露された。 大きな歩道橋を舞台に白い花が印象的な美しい衣装を纏って踊る彼女たちの姿は、やわらかい雪がはらはらと舞っているようで、今年の冬の訪れを感じさせた。かなり寒そうだったけれど、本当に本当に、美しかった。(アーカイブありがとうございます!) 『歩道橋』センターは4期生の遠藤さくらさん。作曲は杉山勝彦さん。『歩道橋』ってタイトルだけで神曲の足音が聞こえてきていたけれど、やはり期待

          いつかその歩道橋を渡る日がくる ― 乃木坂46『歩道橋』と乃木坂道路楽曲を考える

          金曜日は日記を 20241102-1108

          食べたり観たり読んだり、1週間の日記です。 20241102(Sat)雨が降っている。近くの工場のトタン屋根に、雨粒が強く打ち付けられる音がする。この家にいると雨粒が打ち付けられる音ばかりが鳴り響いて、雨が降る音が聞こえない。そもそも降るときに音って鳴っているのだろうか。まあこんな日はもう、雨音も乱れる情緒も、イヤフォンにノイズキャンセリングしてもらって映画を観るに限ります。てことで、映画『ミッシング』を鑑賞。一人娘が誘拐された母を石原さとみさんが演じていて、その夫婦と周囲

          金曜日は日記を 20241102-1108

          目を瞑っていても食べれるお弁当

          毎日変わらないものがひとつあると、きっと人は安心できる。だからこそ、忙しない日々でも毎日変わらないお弁当を食べていると、きっとお弁当の時間は安心できるものになるのだ。 わたしは毎朝お弁当を作っている。出社して働く夫の分と、自分の分。わたしは在宅で働いているものの、用意しておかないと作るのが面倒で昼食をスキップしてしまいがちになるので、朝に夫のお弁当と一緒に自分の昼食も用意してしまう。あると食べるから。 もう3年間、平日は毎日作っているし、冷凍食品的なものも使わないので、さ

          目を瞑っていても食べれるお弁当

          noteをしっかり書きはじめて半年!書くモチベーションになっていること

          11月。今年の5月にnoteをしっかりと書きはじめて、およそ半年の月日が流れた。 半年? 自分でびっくりする。 学校とか仕事とか、社会で与えられた役割のようなものには従順にしたがってがんばれるものの、自分のためだけにやる強制力のない自己研鑽のようなものはまったく続けられないわたしが、半年も続けているなんて。ジムも、毎晩のストレッチも、お風呂上がりのパックも続けられないわたしが? 毎年の日記帳を最初の数ページだけ書いてあとは白紙にして年末に絶望している、わたしが? 半年間も

          noteをしっかり書きはじめて半年!書くモチベーションになっていること

          書きたいことをせんぶ忘れる旅

          この景色、この気持ち、文章にしたい……! と、強く思うことが最近すごくある。ビビビと光る、きらめきを見つける。 これはnoteを書くようになってから変わったことのひとつ、だと思う。自分の気持ちを文章にすることを、文字にして残しておくとあとになって眺められることを、知ったからだと思う。 毎日を生きていくうえで強くなった。なんとなく生きてるなかで、すこしはなにかを考えて生きてることを、自分で栞をはさみながら眺めていくこと。漠然とした不安で生きるのをやめたくならなくて、生きて

          書きたいことをせんぶ忘れる旅

          金曜日は日記を 20241026-1101

          活動的なひきこもりの、1週間の日記です。 20241026(Sat)すこし遠出して好きなスタバへ。最寄りのスタバはすぐに行ける生活圏内にあるものの、どうしても好きな店舗があって、休日たまに行くとかなり幸福度があがる。チェーン店ってどこでも同じメニューだから安心するけど、メニュー以外のところで違いを感じるとその店舗を好きになる。通いはじめた頃にぎこちなくてどこからどう見ても新人さんだった人が、最近は完全に慣れて後輩の指導なんかもしながらテキパキ働いていて時の流れを感じる。でも

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          共依存の日々

          自他ともに盛大に認めざるをえないほどに、近頃のわたしは依存してしまっている。自分のことを自分だけのものだとは思えず、「わたしはあなたのために生きている」と思い込んで相手にのめりこんでいる。恐ろしいのが相手もおなじような状態でわたしを必要とし、わたしのもとで安心して生きている、というこの日々だ。共依存。落ちてはいけない沼に落ちている。

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          ネガティブな感情を押入れから来たドラえもんとする

          外気温がぐぐっと下がると、ともに下がって乱れるのが心身の調子ってもので。よくできた人間になりたくて切磋琢磨して生きてきたものの、いつでも調子よくほがらかに、という憧れの生き方をできるはずもなく、激しく乱れた自分にあきれて放心状態になる日があるってことを最近ようやく認めて生きれるようになってきた。自分と暮らすの、やっと上手になったなあ。 わたしは情緒が乱れてネガティブシンキングがはじまってしまうと、いてもたってもいられなくなる。傍から見れば普通にしているように見えるはずだけれ

          ネガティブな感情を押入れから来たドラえもんとする

          金曜日は日記を 20241019-1025

          すきなエンタメ紹介みたいになっている、1週間の日記です。 20241019(Sat)濃いめに淹れたコーヒーを飲みながら、小川哲さんの『君のクイズ』を読んだ。わたしは小川哲さんの本を読むとなぜだかパワーがみなぎってしまうので、”濃いコーヒー”×”小川哲さんの本”はトリプルレッドブルくらいの効果がある。レッドブル飲んだことないから想像ではあるが。『君のクイズ』は何度も読んでいて、結末までぜんぶ知ってるのにおもしろい。クイズトーナメント決勝戦の最終問題、問題文が読み上げられる前に

          金曜日は日記を 20241019-1025

          『北欧こじらせ日記』続編発売を前にストレッチします(これまでの3作品を語る)

          週末北欧部chikaさんの著書『北欧こじらせ日記』の続編発売が発表されたのは、10月5日の夜のこと。 別府旅に出ていたわたしは、別府温泉の湯上りに、休憩室でコーヒー牛乳とカルピスソーダを交互に飲んでちゃんぽんさせながら、スマホを開いてこの情報を知った。 いつか続編は出るのだろうと思ってはいたものの、とってもうれしくて、うれしくて、うれしかった。続編が出るってすごいことだ。著者の方が描き続けていて、わたしの手元まで届くって、あたりまえのことじゃない。ありがたい…… 『北欧

          『北欧こじらせ日記』続編発売を前にストレッチします(これまでの3作品を語る)

          スシローがポテト屋さんであるように

          人と違うことってこわい。人と違う行動をとってしまったり、違う感想をもってしまったり。それに気づくと、とてもこわい。 この場合の「人」というのは、世間一般・大多数・マジョリティーのことである。これは人と違うかもしれない、と気付いたときには即座に息をひそめて気配を消し去り、わたしもマジョリティーですよー、おなじ意見ですよー、という顔をして、にこにこしながら逃げている。 けれど最近noteを書いたり読んだりするようになって、なんだかいろんな人がいて、みんなと違ってもなんだってい

          スシローがポテト屋さんであるように