「ノートで心を整える」理由2つ

私が習慣にしていること。
それは、ノートを書くこと。
ここで言うノートとは、「なんでもノート」。
書きたい時に、書きたいものに、書きたいだけ。
このスタイルにしてから、かれこれ8年ほどになる。
(実際は、無意識にもっと小さい頃からやっていたけれど。)

なぜ私は、「心を整えるために」ノートを使うのか。
改めて考えてみた。

例えるならば

それは、
レンタル倉庫のような
iCloudのような
Googleドライブのような

役割だと思っている。
頭の中にある様々な荷物やデータを一時的に預かってもらう場所。

クローゼットから物が溢れかえっていたら、
収納棚グッズを入れる余地すらないし、そもそも仕分けも整理もできない。
必要ないものすら分からなくて、ごちゃごちゃしたところから
今日のデートできていく服なんて、選べない。

私たちは、常に思考と選択を繰り返している。
それを脳内に保存したままだと、簡単にキャパを超えてしまう。

だから、定期的にどこかに出す必要がある。
その一番のおすすめが、「ノートに書くこと」なのである。

ノートを書くとき。

私がノートを書くのは、気が向いた時だけ。
では実際にはどんな時に書きたくなるのかと言うと

不安がある・悩みがある・なんとなくモヤモヤなど
マイナス思考に傾いてる気がすると感じた時。

欲しいものがある・叶えたいことがある・未来の計画など
実現したいことがある時。

感動した・感謝した・嬉しかった・幸せを感じた・
気付いたなどのメモ。

本で見つけた好きな言葉・誰かから言われた一言
ふっと降りてきた仕事のアイディア・伝えたい言葉などのメモ。

理由は、ふたつ。

  • 秘密基地だから

ノートは、他に類を見ないほどの閉鎖的な空間だ。
誰にも見られないという安全性が確保されつつも
自分だけは客観的に見ることができる。
言うなれば
書き出したこと(元々の自分の考え)⇄それを見た自分
誰もいない静かな秘密基地で、作戦会議をしているような感覚。

人に話したり、SNSに書き込んだりすることもあってもいいと思うが
あくまでもこちらは、外の世界とのコミュニケーションがメインとなる。
ほとんどの場合が、誰かの意見が追加される。
これを意図的にやるのであれば、意味のあることだが、
必要としていない情報や意見が入ってくることだってある。
また、多少の見栄や言葉を選んで、本来の自分の気持ちではないことを
発信することもあるかもしれない。

すると、自分の思考の純度が下がる。
ノートとは役割が大きく異なるのだ。

では、ノートはというと、誰にも遠慮せず
感情を爆発させることができる!
誰にも言えなかったちょっと黒い思いも、
恥ずかしくてずっと秘めていた夢や憧れも、
堂々と表現することができるのだ。

モヤモヤした気持ちは、書くことで解決することがほとんど。
だから、悩みは人に相談しなくても解決できてしまう。
もちろん、人の意見を意図的に聞きにいくことはするけど。

叶えたいことは、書くことで叶うことがほとんど。
こちらの場合は、人に言った方が叶いやすいと言う側面もあるが
そもそも自分の気持ちに気付いていない場合が多い。
世間体で、両親から、同年代が、などなど
わたしたちを取り巻く様々なしがらみが、本当の願いを曇らせている。
それをノートに書き続けていくことで、本当の願いに気付いて
より具体的な形で人に話すことができて、サポートを受けられたり
思わぬ形で叶ったりすることができるのである。

  • 年中無休だから

私は、コンビニもファミレスも夜は閉まっていい、みんな休もう。と思うのだが
ノートだけは、四六時中側にあるのがベストだ。
だって、常に色々と考えていて、浮かんでは消えていく。
実は、どうでもよくて、妄想であることがほとんどである「不安」と「○○しなきゃ!!」。
実際、多くの人が、意識せずとも、1日の長い時間をこの思考に使っていると思う。
だからこそ、「〇〇したいな」「面白そう」「やってみたいな」「なんか好き」
そんな気持ちは、一瞬で消え去ってしまう。

お手伝いさんを24時間勤務してもらうのは、大変心苦しいけれど
その点ノートは「喜んで」受け付けてくれる。(多分)

「今」の新鮮な気持ちが、「未来」のヒントになることがたくさんあるのだ。

最後に

私自身は、めんどくさがりでずぼらな割に、完璧主義なところがあり
ノートを書くなら「きちんと」書きたいタイプだった。(中学の時は、ノートを美しく分かりやすくまとめて内申を稼ぎにいっていた)

しかし、強く言いたいのは

・続けることが目的ではない
・きれいに書くことが目的ではない

と言うこと。
自分と自分の作戦会議用のメモ。

スマホのスクリーンショットを使うように
「あ!」と思った瞬間を逃さずノートに記していく。
すると、頭に余裕があることが実感できるはず。

物も思考も、スッキリしていた方が
新しいより良い何かが生まれやすい。

ぜひ一度、お試しあれ。

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