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アンガーマネジメント(実践編)


アンガーマネジメントに関する記事も3本目。そして最終章です。

これまで、「きっかけ」「学んだこと」と2つに分けて記事を書いてきました。

これまでの記事

今回は「アンガーマネジメント入門」を読んだ私が、実践した感想を書いていきます。

いままでの私

「コアビリーブ」という考え方に出会う前、自分で自分の短気さに呆れていた時の私はこんな感じでした。

・常に時間ややるべきことに追われている
・イラッとした時につい強い口調で話してしまう
・言わなくてもいい一言(嫌味)を言ってしまう
・あとになって「言わなければよかった」「あれは感じが悪かったな」とひとり反省会が始まる
・ひとり反省会をするくせに「でもあれは相手が悪いから仕方がない」と言い訳をする
・気持ちがささくれ立っていて落ち着かない

う〜ん、最悪な状況。

実践した結果

アンガーマネジメントを実践して2週間。たった2週間?と思われるかもしれませんが、私にとっては大きな2週間でした。この2週間の間に起きた変化をまとめます。
・イライラしなくなった
・穏やかに人と話せるようになった
・自分の発言や行動を客観的にみることができるようになりつつある

おお、ちょっと成長した感じ。

実際の出来事

この2週間の間、何もトラブルがなく、平穏で、ゆったりと暮らしていたわけではありません。仕事では出張が立て続けにあったり、締め切りがある仕事や多くの人とチームを組んで進めなければならない仕事もありました。そんななかでイラッとすることはあったのですが、「何でイラッとしたんだろう?」「私は今の出来事の何が気に食わなかったのかな?」と分析することでイライラをうまく「逃す」ことができるようになってきていると感じました。
例えば、「席を立っている間に大量の書類が置かれていた」という場面。書類を見た時は「何で何の説明もなく、いきなり書類を回してくるの?」とイラッとしたのですが、「いや、待てよ。何で今イラっとしたんだろう?これは自分のなかに『だれかに仕事(書類)を頼むときは、一言声をかけるか、説明のメモをつける“べき”』というコアビリーブがあるな?」と気付き、「まあ見れば何の仕事か大体わかるし、処理に時間がかかるものではないからすぐに片付けてしまおう」と考え直すことができました。

まだまだ訓練が必要

自分のなかの「コアビリーブ」がイライラの原因になっているということに気付き、実践して2週間。素直な感想は「これは効果があるぞ!」です。「イライラしないようにしよう」「怒るのはだめだ」と自分に言い聞かせるより、イラっとした時に「自分のなかにどんなコアビリーブがあるのかな?」と考える方が私にはあっていたし、効果的でした。しかし、大事なのはこれから。「アンガーマネジメント入門」にも書かれていましたが、アンガーマネジメントというのは自転車の乗り方のように、1度習得したらそれでOKというものではなく、常にトレーニングが必要なのだそうです。
本来アンガーマネジメントは、もっと細かなスキルがあるものです。私は1度に多くのことはできないと思い、まずは「コアビリーブに目を向ける」という方法だけを実践してきましたが、それでもこの2週間で自分の気持ちがすこし落ち着き、リラックスして暮らせるようになった実感があります。しかし、まだまだ訓練が必要。繰り返し取り組むことでじわじわと自分のなかに浸透させていきたいと思います。

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