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トレーニングと栄養

トレーニングや運動、スポーツまた日常生活を活動的に送る為にもエネルギーを摂取する必要があります。しかし実際は、エネルギーだけではなく身体を構成する成分や生化学反応を円滑にする働きを持つ栄養素を食事などから摂る必要があります。

栄養摂取を疎かにしてしまうと、本来のパフォーマンスが低下するだけではなく、日常生活にも支障をきたすような障害が起きるリスクが増大してしまう可能性があります。

今回は5つの重要な栄養素についてかいていきます。

5大栄養素

1.糖質

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糖質は、穀物や根菜類、豆類、加工品だと白米やパン、パスタなどに多く含まれます。糖質とは、炭素・水素・酸素の三元素から構成されるポリアルコールで、単糖類、少糖類、多糖類に分類されます。ヒトが摂取する糖質は、デンプンなぢの多糖類とスクロース(砂糖)やラクトース(乳糖)などの二糖類が大部分です。多糖類は体内で消化され単糖まで分解されたのち吸収されます。

アスリートにとって重要な糖質はグルコースやグリコーゲンです。グルコースはヒトがエネルギー源として利用できる代表的な糖質で、血中ではグルコース(血糖)として存在していますが、組織に取り込まれた際、鎖状に結合し枝分かれした構造のグリコーゲンとして肝臓や骨格筋に蓄えられます。

炭水化物は良質なエネルギー源です。代謝された後は水と二酸化炭素しか出さないクリーンなエネルギー源なので有効活用しましょう!

2.タンパク質

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タンパク質は人体を構成する栄養素です。タンパク質はアミノ酸がペプチド結合によって連結されることで構成されています。体内のタンパク質分解酵素によって分解され、最終的にアミノ酸、ジペプチド(アミノ酸が2個つながったもの)もしくはトリペプチド(アミノ酸が3個つながったもの)まで分解されて小腸から吸収されます。

タンパク質の合成に必要なアミノ酸の数は20種類あり、その中でも9種類が必須アミノ酸、残りの11種類は非必須アミノ酸となります。タンパク質は骨格筋だけではなく、髪の毛や爪、骨、腱、靭帯、ホルモンや抗体などの生体内のありとあらゆる物質の構成成分として働きます。

タンパク質が不足すると様々な不調が襲ってきます。必要量は確実に摂取しましょう!

3.脂質

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食品に含まれている脂質のほとんどがトリアシルグリセロール(中性脂肪)の形で存在しており、ヒトの場合でも内臓脂肪や皮下脂肪、その他の細胞内でもトリアシルグリセロールとして貯蔵されます。

脂質は細胞の表面にある細胞膜はリン脂質やコレステロールなどで構成されており、これらの材料は脂肪で体内の重要な構成物質の材料となります。

脂肪は身体の重要なエネルギー源となります。また脂肪が代謝されてできるケトン体という物質もエネルギー源として利用されます。特に四肢の筋肉量が多いと、ケトン体をエネルギーとして使う割合が大きいと言われています。

脂肪はホルモンの材料になります。副腎皮質ホルモンや男性ホルモン、女性ホルモンなどはコレステロールから作られています。実際に脂肪の摂取量が少なくなってコレステロールの数値が低くなると、男性ホルモン・女性ホルモンのレベルが下がることが言われています。ホルモンの適正化を考えると、総摂取カロリーの3割ほどは脂質から摂るように心がけましょう!

4.ビタミン

ビタミンは脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンに分けられます。ヒトはビタミンを体内で合成する事が出来ないので食事やサプリメントから摂取しないといけません。ビタミンは、エネルギー代謝、抗酸化作用、骨形成、その他の栄養素の吸収を高める働きなどの役割があります。水溶性ビタミンは余分に摂取しても尿中に排出されるため過剰摂取のリスクを低いが、脂溶性ビタミンは体内に蓄積する為、過剰摂取には注意が必要です。

5.ミネラル

ミネラルとは、生体を構成する元素のうち、酸素、炭素、水素、窒素を除く全ての元素の総称です。ヒトで必須性が認められているのは16種類の元素です。1日の摂取量が100mg以上になるものを多量ミネラル、それ未満を微量ミネラルと呼んでいます。ミネラルは骨の構成成分や浸透圧の調整、酸素反応など、生体機能の様々な場面で役割を果たしています。

以上5大栄養素でした!バランスよくしっかりと栄養を摂取しましょう!


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