kanna

役員秘書、デザイン関連を経て現在はコンサル系事務リモートワーク&メンタルクリニックでのPCインフラ等。高校生の長男長女。家人はバーテンダー。昔々在仏歴有。plusieurs années avant, j'habitais en France à Colmar.

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役員秘書、デザイン関連を経て現在はコンサル系事務リモートワーク&メンタルクリニックでのPCインフラ等。高校生の長男長女。家人はバーテンダー。昔々在仏歴有。plusieurs années avant, j'habitais en France à Colmar.

最近の記事

#28 まんなか

その夜、私はとてもいい感じで酔っ払っていた。 この年齢(もうすぐ56歳)になるとさすがに悪酔いや泥酔はなく、「心底楽しいな!」と心が軽くなる酔い方を覚える。まぁ好きなお酒を好きな人たちと飲むっていう、それあたりまえ、なことなのですが。 その日は、勤め先のクリニックの先生やスタッフたちとの食事会だった。 一次会のイタリアンもどきなお店はサービス最低、料理微妙、だったけれど逆にそのことでみんながひとつになった感があった。口をそろえて「これはひどいよね」って。嘘みたいよね。 二

    • #27 めんどうくさくても

      最近しみじみ思う。 「めんどうくさい」というのはあまりよろしくないなと。言霊もそうだし、めんどうくさがるとロクなことがないような気がする。 もはや鬼門。鬼門ワード。 満月ーキッチン2(吉本ばなな)にあったように、ひとつひとつの工程を丁寧にすることでびっくりするほど仕上がりが変わる、というようなこと。 めんどうくさがるとほぼ確実に得られないもの。 なので、ここしばらくは意識的に「めんどうくさい」と言わないようにしている。でも、めんどうだなぁと思うことはとめられないので、そ

      • #26 ひさしぶりの

        昨日、長男(18歳)長女(16歳)と3人でよくおじゃまする近所のパスタ屋さんへ行った。週末に義父母に連れて行ってもらう以外では数ヶ月ぶりの外食だったので、娘が特に喜んでいた。 「いつものパスタ屋さんへ行くけど、来る?」 娘に聞くと、瞬時にぱっと明るい笑みを浮かべた。そんな表情を見るのはひさしぶりだった。それだけで、あぁやっぱりたまにはこういうことが必要だなと思った。 うちはお酒(主にワイン)と外食支出が多く、年末からそのあたりをちょっと見直そうと控えていたのだけれど、この

        • #25 ひとにやさしく

          THE BLUE HEARTSの名曲、人にやさしく 怒るのが苦手です。叱責も不得意。必要ならば、冷静に指摘したい。 感情論で動く様は、見るのもするのも好きじゃない。 声を荒げて相手を否定しても、結局ほとんど伝わらないと思うから。 「このひと、なんでこんなに怒ってるんだろう」ということ以外。 なんでできないの??って、そりゃ相手も聞きたいだろうよ。 わかってたらできてるよねぇ。 教え方が悪いとまでは言わない。 説明が上手でも、相手の飲み込みが良くないこともある。 わかって

          #24 もち麦ご飯最強

          愛用の圧力鍋:ビタビット プレミアム(4.5L) お安くないのですが、いくつか試した中でやっぱりこちらが私には一番なので愛用しています。玄米もつけ置きなしで素早くふっくらもっちり炊けて最高です。で、このお鍋で最近は、白米もち麦ご飯を炊いています。 家族にも大好評!多いときは白米3合+水700cc+氷3個+もち麦大さじ6杯を朝晩2回炊きます。やっぱりね、作ったものは素早くなくなってくれないとね、モチベーションもね! あ、当然体力ないとか明日の朝炊きあがってて欲しいというとき

          #24 もち麦ご飯最強

          #23 荷物は最少で

          ひとつできないときは、ぜんぶできない。 ひとつできるときは、だいたいのことができる。 家事がいい例で、洗い物がイヤで仕方ないときは料理もできない。サラダだけとか魚焼くだけとかオーブンぶちこむだけとか、簡単か何工程もあるかではなくてとにかくなんもできない。(ひたすらやりたくない) もうそういうときは、黙ってモバイルオーダーで息子に取りに行ってもらうかコンビニで好きなおかずでも買ってもらう。下手に言い訳しても逆に恥ずかしいので開き直る。「今日は無理。かあちゃん業は閉店ガラガラ

          #23 荷物は最少で

          #22 夢の途中

          来生たかおのその曲は、父が好きだった。 映画「セーラー服と機関銃」の主題歌としてのそれは、主演の薬師丸ひろ子が歌っていて、当時中学生だった私にとっては彼女が歌うほうが断然好きだった。若いって、見えない感じられないものが多いってことでもあるよね。 来生たかおか薬師丸ひろ子か、だけではなく歌詞が一部違っていて、父はその箇所が好きだった。 セーラー服と機関銃:夢のいた場所に未練残しても、心寒いだけさ 夢の途中:現在(いま)を嘆いても、胸を痛めても、ほんの夢の途中 今なら、父の

          #22 夢の途中

          #21 Huel

          一昨年くらいから、ゆる〜いペースでの定期購入をしていたHuel Black Edition。 トレーニングと呼べるレベルのことはしていず、ランチを代替食にと思っての定期購入。 専用のシェーカーに水や豆乳で作っていたのだけれど、かなり頑張ってシェイクしても残る粉っぽさ…でもまぁこんなものだろうな、と思ってあんまり考えていなかったのですが。 味自体はわりと飲みやすいし。 先日、ふと、ミキサー使えばいいんじゃない?と。 なんで気づかなかったんだろう、絶対同じことを既にされている

          #21 Huel

          #20 お酒のこと(1)

          人生で初めてアルコールを口にしたのは、お屠蘇。それ以外で飲んだ記憶は、7歳くらい?お正月にチンザノ(ベルモット・ロッソ)の水割りを、母に飲ませてもらって美味しかったのを覚えています。 さすが昭和、今じゃ考えられませんね。 祖父だったかな、私が「おいしい」と言ったら目を細めて「この子は酒飲みになるねぇ」とにこにこしていた記憶があります。 はい、その通りになりました。 初めての悪酔いは高校生。確か2年生…バイト先の先輩(たぶん19歳)に、行きつけのスナックに連れて行かれて人生

          #20 お酒のこと(1)

          #19 ふんわりたまごやき

          長女が4月から高校生になったので、平日はお弁当。 そんなに凝ったものを作っているわけではないけれど、朝は余裕を持って作りたいので5時30分頃に起きている。 いろいろあった高校受験なので、受かったときは相当嬉しかったし本人の希望通りで本当に良かったと思ったけれど、お弁当か〜…と思ったのは事実。 でも、うちはもともと朝ごはんを一番ちゃんと作るので、それを詰めればいいだけ。(家人がバーテンダーだから夕飯時いない&夕食はおかずを義母が用意してくれる) 娘のお弁当を用意するようにな

          #19 ふんわりたまごやき

          #18 わんことの暮らし

          我が家の愛犬は、ミニチュアシュナウザー(♀:なな)2023年5月現在で3歳半です。相当なビビりさんで犬が苦手です。急に寄ってくる人もだいたいダメな(吠える)んですが、時々まったく知らないのに不意に近づいてきても一切吠えないどころかしっぽ振って喜んでるケースもあります。 そういう人、たまにいますよね。こどもにめっちゃなつかれるとか、グリーンハンドとかそういうことかなと。 小学校低学年と、アルザス在住時には猫と暮らしていました。体質的には猫アレルギーなのですが、フランスでは大丈

          #18 わんことの暮らし

          #17 Imagination

          リモート勤務というのは、こちらがそのタスクに勘違いをしていないか対面の10倍は確認が必要な気がする。 例えば、コロナでリモートになったけれどその何年も前から同じ人達とほぼ同じ業務をしている人たちのなかに「新参者」として入るとけっこう目も当てられないと思う。 「え?そんなこと言わなくてもわかるじゃん」というベースの情報がゼロなので、言ってもらえないとアホみたいな間違いをすることがある。 これは第三者として聞いていれば当然だよねで済んでしまうんだけれど、他意なく無自覚な人がわり

          #17 Imagination

          #16 iPad mini&Apple Watch

          Apple IDのドメイン部分が、mac.comであるくらい古参者。 Genius Barでちょいちょい突っ込まれます、「長らくのご愛用ありがとうございます」って。 でもここ数年はAppleWatchもiPadも使っていなかった。 AppleWatchはベルトの密着感にどうしてもなじめず、ブレスレットタイプに変える前にじゃんぱらさんへ。 iPad Proは絵を描きたくて買ったものの、その当時の仕事がストレスフルで使う時間を作れず結局息子にあげてしまった。 昨年よりリモート

          #16 iPad mini&Apple Watch

          #15 なにかの欠片

          22歳で渡仏したとき、私はほんとうになーんにも考えてなかった。考えてないということに気づかないどころか、友人たちの間では自分が一番考えていると思っていた。おめでたすぎる…。 客観性という言葉をあの日の自分に教えたい。 ばか、という形容詞以外思い浮かばない。 でもそのばかさを若さというエネルギーはカバーできるのかも。 挨拶もロクにできないような言語力で暮らすとか、ないよなと思う。 でも若い頃にそういうアホな経緯でなんとかしたという妙な自信があるので、今後もやらかさないとは

          #15 なにかの欠片

          #14 塩フレンチトースト

          フレンチトースト、フランス語ではPain perdu(美味しさが損なわれたパン)とかpain doré(黄金色のパン) と言うそうです。固くなってしまったパンを卵液にひたして調理することで美味しく食べられるねっていう由来とのこと。 バゲットが固くなるまで残った記憶、在仏3年間でほぼないな…ほぼ日々食べきっていたので。というより買って齧りながら帰ってくる頃には半分ないとかよくありました…。 今はそこまでしっかり食べられる年齢ではないので、週末に買ったバゲットをトーストして食

          #14 塩フレンチトースト

          #13 父の書斎

          「お父さんの書斎を空っぽにすることが目標です」 片付け当日前に上の弟にLINEを送っておいた。 具体的に伝えておかないと、私自身も当日だらけるよなと思って。 5畳程度の父の書斎。 通りに面した2階にあり、窓からは目の前の小さな公園の樹々が見え日差しもよく入る。こどもたちのはしゃぎ声が聞こえるのも個人的には好きだ。 窓の反対側の壁一面は本棚になっていて、上の弟は新築当時かなり羨ましがっていたと母から聞いたことがある。 その空間が、書類と書籍で身動きできないほど埋まっている…

          #13 父の書斎