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#19 ふんわりたまごやき

長女が4月から高校生になったので、平日はお弁当。
そんなに凝ったものを作っているわけではないけれど、朝は余裕を持って作りたいので5時30分頃に起きている。

いろいろあった高校受験なので、受かったときは相当嬉しかったし本人の希望通りで本当に良かったと思ったけれど、お弁当か〜…と思ったのは事実。

でも、うちはもともと朝ごはんを一番ちゃんと作るので、それを詰めればいいだけ。(家人がバーテンダーだから夕飯時いない&夕食はおかずを義母が用意してくれる)
娘のお弁当を用意するようになって変わったことといえば、毎朝必ず出汁巻き卵を焼くようになったこと。

私の母は名古屋出身の京都好きで、小さい頃から「卵焼きと言えば出汁が入ったしょっぱいもの」だった。甘いものがあまり得意でないこともあって、甘い卵焼きは作らない。あ、でも義母からいただいたときは美味しく頂戴します。

実母は、料理が本当に上手。しかもきれいなの。美しく作るの、日々の献立もお弁当も。
キャラ弁なんて言葉が生まれる遥か昔、50年近く前から(昭和ど真ん中)、うずらの卵にゴマと食紅で顔を描くような人。きれいに焦げ目がついたマッシュポテトのオーブン焼きをお弁当に入れてたのは私だけだった。
その分、掃除や片付けは苦手だけれど、そのくらいのバランスでちょうどいいと思う。おふくろの味がパプリカチキンとタンシチューってすごいよね。もちろんソースや出汁から作るマカロニグラタンやちらし寿司も最高。

私はそこまでできないので、適度にお惣菜を買う。唐揚げとかね。
料理は好きだけど、好きと上手は違う…。

そこらへん、こどもたちもよくわかってくれていて、「苦手な味じゃなければ喜んで食べます」なスタンス。(鬼母が単に怖いだけとも云う)
息子も娘も卵焼きは好んで食べてくれるので、今は毎朝焼いている。

釜揚げしらす入り出汁巻き卵
ある日の長女お弁当

油を少し多めにするとふんわりするので、アボカドオイルやオリーブオイルを使用。ふんわり焼けるとやっぱり嬉しい。日々の小さな貴重な幸せ。

基本は、卵4個に白だし小さじ1.5くらい、塩ひとつまみ、釜揚げしらすやネギのアヒージョ(作り置き)を入れる。

朝、そうだ出汁巻きを焼こう、と思って起きるのは案外楽しい。

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