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2024年の最後に、とびきり面白い本に出会った

『杉森くんを殺すには』(著:長谷川まりる)

このツイートを見てからずっと気になっていた本。
この前行った本屋では在庫切れになっていたのだが、別の本屋に在庫があったので購入した。
児童書コーナー、前に行ったのがいつだったのか分からないくらい久しぶりだったけど、他にも面白そうな本がたくさんあってテンションが上がった。

それにしても、このタイトル。児童書なのに大丈夫なの?と思いながら読み始めたのだけど、結果、

めっっっちゃ面白かった!!


主人公は高校1年生のヒロという女の子で、ある日、杉森くんを殺すことを決意し、兄のミトさんにそれを伝えたところ、「今のうちにやりのこしたことをやっておくこと、裁判所で理由を話すために、どうして杉森くんを殺すことにしたのか、きちんと言葉にしておくこと」という2つの助言を受ける。

杉森くんって誰なんだろう?なんで殺したいんだろう?と不思議でワクワクしながらページをめくっていたはずなのに、途中から号泣していた。
子ども向けに易しい言葉で書かれているけど、大人になった今だからこそ分かることもあって、色んな世代で楽しめる本なんじゃないかと思う。

ミトさんがこれらの助言をした本当の意味についても考えながら、巻末の解説も含めてぜひ読んでみてほしい。

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