[理系による「ファッション」考察] 自家製ビンテージジーンズの効能に関して
ファッションが好きな方であれば、だれでもジーンズを育てた経験はあると思います。
ここで言う"育てる"とは、いい感じに色落ちさせる、という意味です。
自身が初めてジーンズを育て始めたのは18歳の受験時で、その時はエビスジーンズを腰履きするのが異様な盛り上がりを見せたときであります。
が、自身の実家はかなり田舎で、エビスジーンズを売っている店自体がなく(偽物は売ってましたが…)、仕方なく購入したのがDENIMEというブランドのジーンズでした。
とはいっても、その当時、自身はジーンズに関して何の知識もなく、単にエビスジーンズみたいな感じで腰履きしたい、というあまりに何も考えない状況で、実家周辺で売っている、かつ、エビスジーンズ並みの金額がする、という理由で、DENIMEがどういうブランドかも分からない状態で、高校生にはかなり高価は2.5万円ぐらいのジーンズをお年玉をはたいて購入しました。
単にエビスジーンズみたいな感じで腰履きしたい、が動機だったはずなのですが、なぜかジーンズの色落ちに関して情報を集め(多分、当時の木村拓哉の影響だと思います)、
・初回に水洗いして、その後は半年は洗濯しない!
・その後は1か月に1回洗濯(水洗い)をする
・一般の洗剤では絶対に洗濯しない
を忠実に守りつつ(母に一般洗剤で洗濯され、激怒した"あるある"はありましたが)、毎日このジーンズをはいて、受験勉強に必死に取り組んでいました。
受験勉強で苦しい時に、ヒゲ・アタリができたり、モモ辺りがうっすら色落ちする様子を見てうれしくなり、毎日このジーンズをはくことで、勉強を乗り切れた記憶があります。
そうこうしているうちに1年が経ち、このジーンズの色落ちを見てみると、なんだかいい感じになっていました。
で、無事都会の大学に受かり、大学にそのジーンズをはいていくと、その当時はリーバイスのビンテージジーンズが異様な高騰を見せる状況で、周りから異様に注目された記憶があるのですが、それもそのはず、何も知らないで購入したジーンズが
・DENIMEという当時のリーバイスを忠実に再現することに特化した職人肌のブランドだった
・購入したのがDENIMEの中でも最高峰の大戦型モデルだった
のです!
ということで、このジーンズは受験勉強を乗り切った思い出も含めて、自分の中での宝物となりました。
その後、子供が生まれたときに、
何か記念になるものが欲しいな~、
かつ、
子供に将来譲れるものがいいな~、
と思い立ち、結局全く同じジーンズを購入しています。
また、大学生時代に、リーバイスのビンテージジーンズはとても買えないが、もう一本シルエットの綺麗なモノが欲しいな~、と思い、FULLCOUNTというブランドのジーンズ(恐らく66と同じシルエット)も購入し、"これを履いて寝る"という洋服狂あるあるな行為も含めて育てることを試みましたが、これは失敗しました。
失敗の理由は恐らく生地がDENIMEのモノより薄く(66自体が大戦型に比べて生地が薄い)、かつ、新品の状態でもそれほど色が濃くなかったためだと思います。
よって、結婚後、妻に進呈したのですが、妻が上の子と外で遊ぶときにこれを頻繁にはいており、滑り台等で激しく履きつぶした結果、これまた良い色落ちとなりました。結果、妻にとっては、子供と遊んだ思い出がこのジーンズには詰まっていると思われます。
というわけで、自家製ビンテージジーンズを作成するのは時間がある程度かかる分、とても良い思い出となるので、何かのイベントがあれば記念に購入されるといいですよ~。
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インスタもやっていますので、覗いていただけると嬉しいです~。
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