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消えてなくなりたい私へ、30の質問 5問目

問5 親のことを、どう思う?

子供の頃、私は母と二人暮らしで、父はたまにやってくる人だった(私は外でうまれた子供だ)。

父がくるたび、母は怒鳴り散らし、父は困った顔で黙っていた。

父は穏やかだが無責任で、ことなかれ主義だった。

母はワガママな子供がそのまま体だけ大きくなったような、とにかく気性が激しい人だった。
(過去形だがまだ生きているし、変わっていない)

よく、「自分が子供を持ってみて、初めて親の有り難みがわかった」と聞く。
私は子供を持ってみて、親の異常さに初めて気がついた。
子供の頃は、どこの家も同じだと思っていた。
親とは勝手で、気紛れで、子供を条件付きで愛する。
側にいてほしくない時は邪険にし、気に入らなければ叩く。
何を怒られているのかわからないことも多かった。

実際、子供を持ってみると、そこには「私のためにこうしてくれたから可愛がる」なんて存在しない。ただ、そこにいてくれるだけでいい存在だ。

母は不摂生がたたり、自分で歩くことができなくなり、今は施設にいる。
私が金持ちと結婚しないから悪い、こんなところにいたくないと怒鳴ったかと思えば、病院などに連れていくと平気で「子供産んどいてよかった」という。
それが、どれだけ私を道具のように扱った言葉なのか、気づきもしない。

少し前までは、親を悪く思う、悪く言うことに罪悪感を感じていた。

母は、うつ病になった私には用がないようだ。

今はハッキリ思う。
私の母は異常だ。
施設にいて、離れていても存在を感じることすら苦痛だ。
早く死んでくれたらいいと心の底から思う。
そしてその気持ちが自家中毒のように私を蝕んでいる。

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更年期鬱子の部屋
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