教育者であり哲学者の苫野一徳さんが、ルソー『社会契約論』をわかりやすく伝えてくれている本です。
ルソーの『社会契約論』は、みなさん学校で学んだことがあると思います。まさか、こんなに大切なことが書かれていたとは…。
ひとりひとりが社会を作っていくことが大切なのですね。それには、教育の力が必要ですが、先生たちだって、そのような教育を受けていないのだから…なかなか難しい問題でしょう。
【すべての人を同じ人間として尊重せよ】
このたった1つのルールは、インクルーシブ教育や合理的配慮が根底になくてはならないと思います。
すべての子どもが、その子に必要な支援を受けられる保育、教育で育つ環境が保障されれば…子ども達は自らの力で【すべての人を同じ人間として尊重せよ】を実現していく力があるのではないかと思います。
子どもたちが、今、困っていることは手伝ってあげればいい。
できなくたって、大丈夫。
『社会契約』の第一歩って、こういうことなのかな?と思っています。
必要な方に届きますように。