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Count Basie & Joe Williams - Memories Ad-lib(1959)
カウントベイシーというとビッグバンドのリーダーでピアニスト、出しているアルバムは多すぎて(オスカーピーターソン、MJQも同様)何から聞いていいかわからないイメージが強いですが本作ではベイシーのオルガン+リズムセクション(曲によってはトランペットも)にボーカルというスモールコンボでの演奏になります。ベイシーの本業の人のそれとも違うコクのあるオルガンはファッツウォーラー譲りで選曲にもファッツへのリスペ
もっとみるLou Rawls - Live! (1967)
ルーの初のライブアルバムです。自身のヒット曲はもちろんヒットしたてのスタンダードも披露しています。この時はグラミー受賞やシナトラを押さえて人気男性ボーカリスト一位など単なるジャズやブルースシンガーに留まらない評価がなされた頃です。スタンダードはそれ故の選曲だと思いますがルーの歌唱力と手堅いバッキングはどんな曲であっても粋なスウィングと泥臭いブルースを感じます。
メンバー
ルーロウルズ:ボーカル
Quincy Jones - The Birth Of A Band (1959)
クインシージョーンズが亡くなりました。半世紀以上にわたって様々なジャンルでプロデューサー、アレンジャー、バンドリーダーとして活躍してきました。追悼記事やニュースの多くは80年代のポッププロデューサーとして彼にフォーカスをあてたものが多いですが、やはり70年代中盤ごろまでのジャズミュージシャンとしての作品に一番魅力と愛着を感じます。
本作は彼が初めてビッグバンドを立ち上げた記念に制作されました。
Louis Jordan - Rock'N'Roll
大きな目をぐりぐりさせたユーモラスな風貌でアルトサックスはソウルフル、歌も下世話なアップナンバーからしみじみとしたバラードまでお手の物。大衆芸能の真髄ともいえるルイジョーダン。その音楽性はロックンロールを、風貌とアルトサックスはメイシオパーカーを思わせますが過小評価されすぎな気もします。ロックンロールはブルースとカントリーの合いの子だとかチャックベリーが始祖だというのが定説ではあるものの彼はロック
もっとみるRandy Crawford – Now We May Begin(1980)
ストリートライフでボーカルを導入してヒットを記録したクルセイダーズ。そこでボーカルを務めたのが本作の主人公ランディクロフォードです。彼女は1975年キャノンボールアダレイのアルバムへの参加を皮切りにいくつかのフュージョンやAOR作品に参加すると同時に、自己名義のアルバムもいくつかリリースしています。本作ではクルセイダーズが演奏とプロデュースを努めており他のミュージシャンも皆クルセ人脈でかためられて
もっとみるHerbie Hancook - Dedication (1974)
本作は当時流行っていたピアノソロにハービーが挑戦した一枚です。ただし本当の聴き所はアコースティックピアノソロではなくB面(CDだと後半二曲)に収録された各種電気キーボードを多重録音した曲です。録音は日本側からの提案で、スタジオに電気キーボードを持ち込みセッティングする時間が無かったためライブ会場でリハーサルを兼ねて収録されたそうです。ほぼ事前準備なしでここまでクオリティの高いアドリブをくり広げるハ
もっとみるWilton Felder - Inherit The Wind (1980)
本作はクルセイダーズのサックス・ベース奏者のウィルトンフェルダーの3rdアルバムです。クルセイダーズのラプソディ&ブルースやクルセ初のプロデュース作品であるランディクロフォードのNow We May Begin(未紹介ですがいいアルバムなのでいつか紹介します)の制作後に作られておりサウンド的には似通った部分もありますが、ボビーウォマックをボーカルに迎えて久々に汗臭くディープなサウンドになっています
もっとみるWilton Felder - We All Have a Star(1978)
今日はウィルトンフェルダーの2ndアルバム星の伝説を紹介します。サウンドは時代を反映して洗練されたものですが同時期のクルセよりも彼のルーツである南部の音楽の要素も違和感なく溶け込んでいて彼の音楽の志向が見て取れます。ちなみに配信はないみたいです。
メンバー
ウィルトンフェルダー:サックス、ベース、ボーカル
グレッグフィルゲインズ、ジョーサンプル:キーボード
ティムメイ、ローランドバティスタ:ギタ
Billy Preston - KIDs & Me (1974)
5人目のビートルズとも呼ばれるビリープレストン。しかし彼の功績は単にビートルズのセッションに参加したりストーンズのツアーに参加したキーボード奏者という添え物的なものにとどまりません。彼がソウルのキーボードの革新に及ぼした影響は大きく特に69年から71年の彼のキーボードのチョイスや楽曲への持ち込み方は後に革新をもたらしたスティービーワンダーがわずかばかりに興味を示し、ジョージデュークがジョーザヴィヌ
もっとみるJohnny Guitar Watson - A Real Mother(1977)
愛すべきチンピラ感が大好きなジョニーギターワトソン。一生懸命悪ぶっているけど楽しそうで周りの悪ノリになんだかんだ言って付き合ういい人かチャラいけど性格はいい人なのかなとジャケットを見て思います。ジャケのバカバカしさとは裏腹にドラムとホーン以外を自分で演奏する器用さを見せるだけでなくベースを全てシンセにやらせるという当時スティービーワンダーくらいしかやっていなかったことをする革新性や当時ヒットしてい
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