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Wilton Felder - We All Have a Star(1978)

今日はウィルトンフェルダーの2ndアルバム星の伝説を紹介します。サウンドは時代を反映して洗練されたものですが同時期のクルセよりも彼のルーツである南部の音楽の要素も違和感なく溶け込んでいて彼の音楽の志向が見て取れます。ちなみに配信はないみたいです。

メンバー
ウィルトンフェルダー:サックス、ベース、ボーカル
グレッグフィルゲインズ、ジョーサンプル:キーボード
ティムメイ、ローランドバティスタ:ギター
ジェームズギャドソン:ドラム
ジェームスジェマーソンjr:ベース
パウリーニョダコスタ:パーカッション
Khabir Ghani:ボーカル
※ Khabir Ghaniはロナルドベイカーが本名らしいです。Discogsで調べた範囲では二名義合わせて4枚の制作にしか関わっていない謎の人です。

We All Have a Star
クルセらしい哀愁あるジャジーなソウルナンバー。ジョーのソロが清涼感あるサウンドなのでクルセに哀愁を持ち込んだのはウィルトンだったのかもしれません。

I Know Who I Am
ほんのりディスコっぽいリズムの軽快なフュージョンナンバー。ボーカルはウィルトン本人ですがI know who i am I know where i amだけです。ライナーに「音楽はパーソナルなものであると思う」というウィルトンの言葉が乗っているので短いながらも思いが詰まっているのかもしれません。

Why Believe
ブルージーなギターが光るインストナンバー。スムースながらもアーシーさもあるサックスがかっこいいです。

The Cycles Of Time
シンセやワウを効果的に使ったメロウバラードナンバー。豪快なサックスとメロウなボーカルの対比が印象的です。

Let’s Dance Together
コンガの4つ打ちが印象的なディスコ調のファンクナンバー。トーキングモジュレーターのようなソロが印象的です。

My Name Is Love
このアルバムで一番ファンキーな曲。洗練された曲でもウィルトンのサックスは映えますがファンキーな曲の方が生き生きしていてより映える気がします

You And Me And Ecstasy
クルセイダーズではあまり使われないクラヴィネットをふんだんに使った曲。ここではウィルトンがベースも弾いています。

Ride On
ファンキーな演奏に合わせて語りが入る不思議な曲。この曲ではサックスにエフェクターを使って少し歪ませています。かなり漢気あふれる豪快なファンクナンバーです。