Santana - Borboletta(1974)
キャラバンサライやウェルカムから一気にジャズ要素や精神性を強めたサンタナ。本作でもその路線は継続されておりますがメンバーチェンジの影響かソウルやファンク的な要素も多く含まれています。ただファーストからソウル、ファンクの要素は僅かながらもあったので原点回帰なのかもしれません。ジャケ写はラミネート加工がしてあります。こういう特殊なジャケットは些細な加工でもCDでは出来のいい紙ジャケでない限りは普通のジャケに変更されてしまうのでLPで欲しくなります。邦題は「不死蝶」不死鳥ではありません。
メンバー
カルロスサンタナ:ギター、パーカッション
トムコスタ―:オルガン、キーボード
アーマンドペラザ:コンガ、パーカッション
ホセチェピートアレアス:コンガ、ティンバレス、パーカッション
デヴィッドブラウン:ベース
ジュールブルザード:サックス、ソプラニーノ
レオンパティロ:キーボード、リードボーカル
レオンチャンスラー:ドラム
ゲスト
マイクシュリーブ、アイアート:パーカッション
フローラプリム:パーカッション、ボーカル
マイケルカーペンター:エコープレックス
スタンクラーク:ベース
Spring Manifestations
SE
Canto De Los Flores
エレピとフルートの音がスピリチュアルなラテンロックナンバー。
Life Is Anew
新加入のレオンパティロのソウルフルなボーカルがかっこいい情熱的なバラードナンバー。
Give And Take
荒々しいギターやオルガンがかっこいいロックナンバー。
One With The Sun
ウェルカムに近いスピリチュアルジャズ的なジャズロックナンバー。サンタナのホーンライクなギターがかっこいいです。
Aspirations
ソプラニーノをフィーチャーしたスピリチュアルなクロスオーバーナンバー。オルガンのシンフォニックな音やパーカッションもじわじわと神秘性を高めています。
Practice what You Preach
ウェルカムのGoin' Homeに似たイントロをもつスピリチュアルなジャズロックナンバー。ただボーカル部分はストレートなロックナンバーなのでこの路線の曲の中ではとても聞きやすくなっています。
Mirage
スティーリーダンのThe Huz(トルコ帽もないのに)や犬神家の一族の愛のテーマのような不気味なイントロを持つ曲。ボーカルが入るとソウル風になります。チャンスラーのタイトなドラミングが光る一曲。
Here And Now
ソプラニーノの響きがスピリチュアルな曲。この曲もチャンスラーのドラミングが光ります。
Flor De Canela
アップテンポのパーカッションとギターソロがかっこいいロックナンバー。
Borboletta
アイアートのプリミティブなパーカッションと掛け声のソロナンバー。