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読書まとめ

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おすすめの本や読んだ本の感想、読書や本にまつわる記事をまとめました。
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#読書記録

【読書記録】開かせていただき光栄です

【読書記録】開かせていただき光栄です

年末年始、久しぶりにゆっくり本を読むことに。
今回読んだのは皆川博子さんの『開かせていただき光栄です』。

あらすじは…
舞台は18世紀ロンドン、解剖が神への冒涜とされ、外科医の社会的地位が低かった時代。
外科医ダニエルとその弟子たちは、解剖学が医学の進歩に繋がると信じ、屍体を違法に買い取っては解剖をする日々。

そんなダニエルの解剖教室の暖炉から、あるはずのない屍体が次々と現れる。屍体は誰なのか

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【読書記録】妖精配給会社

【読書記録】妖精配給会社

今回読んだ本はこちら。

『妖精配給会社』星新一著。

星新一さんと言えば、近未来を舞台にしたSF作品が多く、“ショートショートの神様”とも呼ばれます。大体の作品が数ページから十数ページで、その読みやすさから小中学生の頃よく読んでいました。
そんな星さんの数ある作品の中で一番印象に残っているのが、『妖精配給会社』に収録されている「ひとつの装置」というお話。
久しぶりに読みたくなって、再読しました。

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【読書記録】異人館画廊

【読書記録】異人館画廊

久しぶりに時間ができたので、本を読みました。
選んだのは、買ったものの長らく開くことのなかったこちらの本。

異人館画廊シリーズの第7作、『異人館画廊 星灯る夜をきみに捧ぐ』。
元々小説、その中でもほぼミステリーしか読まない私ですが、このシリーズは少し趣きの違う美術ミステリーと言われるジャンル。
この第7作で第一部完結とのことなので、シリーズ全体を振り返って感想など書いてみたいと思います。

異人

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【読書記録】medium 霊媒探偵城塚翡翠

【読書記録】medium 霊媒探偵城塚翡翠

こんばんは、もこみです。
今日は読んだ本の感想などを書いてみたいと思います。
読んだ本はこちら。

相沢沙呼さんの『medium 霊媒探偵城塚翡翠』。

私が読んだのは文庫版ですが、単行本が発売されたのは2019年。当時本屋では大量に平積みされ、本格ミステリ大賞やこのミステリーがすごい!など五冠獲得!とかなり話題になっていた一冊。
気にはなっていたものの、なかなか手をつけていなかったこの作品ですが

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