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「思わずシャッターを切る」を出来てるだろうか

フォトウォークで誰かにスナップ写真を撮っている姿を見せる訳ではなく、アドバイスする訳でもなく、久々に一人でスナップをしてふと思う。

自分自身、「思わずシャッターを切る」を出来てるだろうか、、、と。


撮る前に、「コレガー」「アレガー」
と、ぶつくさ言って
考えすぎていないだろうか?

もっと純粋に、素直に、ストレートに、
「あっ、キレイ」
「うわ、すげえ」
「えっ、おもろ」
「んっ、何コレ」
で、撮れているだろうか??

加齢とともに瞬発力・判断力は如実に落ちる。

プラプラ歩きながら、
面白い被写体を見つけて、
「あ、これ、、、って、撮る必要ある、、、か?」
と脳内でジャッジする時間は明らかに遅くなった。

「あー、これ、撮ってもあんま面白くないな」「キレイじゃないな」「あの看板が邪魔だな」「あの人、どかないかなぁ」

と、「撮りたい写真」のために思考があっちへこっちへ。

静物なら多少タイムラグがあっても良いけど、人や動物などでは致命傷。自分も目的地に急いでいるかも知れないし。

その写真が面白いか面白くないかは
当然ながら撮ってから決まる。

撮ることに意味があるか、
その写真がどんな意味を持つか、
そんなのは撮る前からは分からない。

撮る前から決めるモノじゃないし、
決まるモノでもない。

撮ってみたら面白いものが
仕上がるかも知れない。

レタッチソフトで
イイ感じに仕上げられるかも知れない。

んじゃ撮ってみたら良いじゃん。

なんらムズカシイことではない。

せっかくのデジタルならば。

量の無い質は無し。

数を撮らない人間の写真って、
それはそれで正直なモノです。。。

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宮田雄平/カメラマン
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