“心を温める十二月の処方箋”をわたされたような気持ちになった つれづれなる肌感 (12/4~10)
12月4日 光の目覚まし時計
最近の朝は、まるで自分だけにプレゼントをもらえるような気分でこれを誰かに伝えたい想いが強く、Xにて写真まで投稿することがある。
日の出が見せてくれる光景は、毎日同じはずなのに一度として同じ顔を見せない。冬の朝は特別だなぁ。澄み切った空気が光を通すと、まるでステンドグラスを通したような色彩が広がる。綺麗だねーじゃ済まされないなとも思う。
水曜日は特に早起き。その分だけ、空が染まっていく様子を独り占めできる贅沢がある。空がグラデーションを描き始めるとき、周りはまだまだ静寂に包まれていて、まだ誰も起きていないだろうなとひとり得意げにもなる。雑音のない部屋だと、自分の心音が聞こえるような気がする。これまでずっと、こんな世界が私の目の前で繰り広げられていたのに気づかなかった。
早起きは三文の得どころか、心の中に財産が増えていく気がする。朝日が昇りきった後も、暖かな余韻が残り続ける。この感覚を誰かと分かち合いたくなる朝だ。
12月5日 笑顔の連鎖と、とろける時間
今日は異業種の個人事業主でもある友人とランチ。彼女の笑い声には不思議な力がある。苦笑いでも作り笑いでもない、心から湧き上がる純粋な笑い。その笑顔に導かれるように、私の言葉も自然と躊躇なく溢れ出る。仕事の話、将来の夢、些細な日常の出来事まで、話題は尽きることを知らない。互いの価値観の違いがあるから、かえって会話を豊かにしていく。
数日前から頭から離れなかったオムライス。
とろけるような卵に包まれた今日のオムライスは、私の舌も心もほぐしてくれた。卵の黄色が、彼女の笑顔のように明るく温かい。ランチを終えた後も、彼女の笑顔とオムライスの優しい味が長く残る。異なる世界で生きる人と話すのは、自分の世界をより広くしてくれる。そんなことを実感させてくれる、特別な午後だった。
12月6日 年の瀬のドアノブ
暮れのご挨拶シーズンの始まり。数件と言えど、一年の締めくくりを感じさせる大切な時間でもある。来年への期待と、年が明けたらまた一つ歳を重ねる現実との間で揺れる気持ち(ぶっちゃけ恐怖)。街並みはすでにクリスマスの装いで、イルミネーションが冬の夜を彩っている。住宅街は電飾が豪華で目を奪われちゃう。今日はクリスマスを意識した記事を書いた。
書き進むにつれ、自分の中にも少しずつホリデーイベント的な空気が染み込んでくる。この季節ならではのワクワク感もある。年末が近づくにつれ、一年間支えてくれた人々への感謝の気持ちが湧き上がってきた。顔を思い浮かべ再会を想像するだけで、心が温かくなる。年の瀬の空気が、少しずつ私の中に染み込んでいく。それは不思議と懐かしさと新しさが混ざり合ったような感覚だ。来年はどんな年になるだろう?扉はすぐ目の前にある。
友人との約束はスリランカ料理となった。長い付き合いもあって、私の職業を意識してくれているのかチョイスはカレー店が多い。私が選ぶ場合でも、
別のジャンルや、気になるお店があったら提案してねというも、中から選んでくれるお店には必ずエスニック料理、カレー専門店が組み込まれている。
この日はここにしようと選んでもらい、
予約が必要という四谷三丁目の人気店。
BANDARA LANKAさん
分かってはいるものの、予約を取らずに訪問するが、テラス席にすんなり案内頂く。テラス席ならば予約せずともランチタイムでも数分待つだけで入店できそうだ。色々、スリランカ料理の特徴だとか、スパイス使いだとかについて聞かれる。
12月7日 清水の舞台から見える景色
今日から土日と意識的にSNSから離れることに決めた。見れば返信したくなるし、スクロールが止まらなくなる。返信する、いいねってボタンを押すだけが繋がり方じゃないな。代わりに、子とゆっくり過ごすことや、行ったことのない近所の店を開拓することを考えた。いつもと違う新しい視点だな。
エアコンの買い替えという大きな決断も、この日に重なった。家電売り場で目にした40万円超えの価格に驚きながらも、長く使っている我が家のエアコンはもう買い替え時期かなと感じることもあり、やむなくが実際のところ。時には、清水の舞台から飛び降りるような決断も必要なのかもしれない。決断した途端、不思議な解放感と、快適空間を妄想してニヤリとする。支払いは怖いけど、同時にワクワクする感覚。
12月8日 暖かな空気は加湿器が重要
SNS断ちの効果は意外なところに。携帯やパソコンと完全に縁を切るわけではないから、必要な情報だけを得られるので、正直なところ苦労していない。調べたのはエアコンから派生した加湿器。
興味を持ったら、比較したくなりパンフ片手に浸った二日間。現在自宅の加湿器は3台あるけれど、実際のところ、どれほど役に立っているのか?電気代だけが消費されていないか?貰ってきたいくつかの製品のNewカタログから数値や機能を比較しながら、理想の室内環境を妄想。気に入った商品を購入するに至る。
ハイブリッド式の加湿器との出会いは、想像以上の発見だった。
20畳の部屋が、まるで優しく包み込まれるように暖かくなる。温度と湿度のバランスが、こんなにも空間の質を変えることに驚き。こんなに変わるものなのか?加湿器一つで暮らしの質が変わるってことを実感。それは数値では測れない。でも確かな感触だった。
12月9日 ランチタイムで小さな冒険
一年近く働いている職場で、初めて同僚とランチに行くことになった。ライスワーク先では業務が一人で完結することもあり、普段のランチは一人で自席にてお弁当を食べて
いる。でも今日は違う。スパイスの話から広がった会話は、予想以上に心地よかった。料理の話題から、それぞれの人生観まで、会話は自然と深みを増していく。同じ空間で働いているのに、こんなにも知らなかったことがあったのかと驚く。
スパイスの話をさせてもらったら、誰かの役に立てる喜びを感じ心が満たされていく。人との距離は、少しずつでも縮められるのかもしれない。一歩踏み出す勇気が、新しい関係性の扉を開いてくれることを実感。小さな冒険はいつもとちがう楽しさだった。
12月10日 心のろうそく
来年への思いを巡らせた日。個人としてだけでなく、誰かの役に立ちたい仕事人としての自分。その二つの顔を持つ私は、年が明けた時、どんな一歩を踏み出せるだろう?午前中は内省しながら自分の奥底から何かを拾い上げる時間だった。
突然、暮れのご挨拶ができることとなり、羽が生えたかのように家を飛び出す。
短い時間なのに、会話は不思議と凝縮されていた。言葉の一つ一つに、互いの一年の重みが感じられ、会話の雰囲気も年末感。突然決まったランチは互いに歩み寄ることで生まれた。急でも何とかなってしまう大人って、わが子と比較するとさすがと思う。(何年生きてるの?比較対象違うだろ…)
小さな炎が、心のろうそくに灯されたような、そんな一日だった。来年への期待と不安が入り混じる中で、来年も私なりに頑張っていけそうな気がする。この温もりを大切に、新しい年を迎えたい。
余談。ライスワーク先から帰宅する際、はっきりとした強めの夕日が目に差し込んできて、前が見えず歩けないという経験をした。こんな経験って初めてで、見えないながらも歩きながら携帯で写真を撮った。今日のサムネの写真がそれです。
今週のstand.fm
毎日番号をシャープで降っていたのですが、番号をすっ飛ばしたりしていることに気づき、今抜けている番号を埋め合わせています。なので急に500番台がやってくる有様。