まずはコレ!ストレートネックの改善方法を実践。原因別のアプローチ方法も紹介
現代人はストレートネックやスマホ首など、頸部に関する悩みが多く付きまといます。しかしながら、頸部は非常に繊細な部位であり、直接的なケアには十分に注意が必要です。
トレーナーにとってもそれは同様で、ストレートネック改善やスマホ首改善は、姿勢エクササイズやトレーニングなど頸部に直接触る以外のアプローチを主体とすべきでしょう。
ちなみに、先天的な骨格などの要因で、頭部が前突した姿勢が自然である方もいます。その場合、本来であれば頸椎に負担がかかるアライメントであったとしても、特に不調を覚えないケースも多いです。クライアントの年齢や自覚症状も確認する必要があるという前提ではあるものの、「ストレートネック気味=かならず改善しないといけない」わけではないということも覚えておきましょう。
後天的な要因でストレートネックになっている場合、一般的に頸椎伸展時に痛み・つまり感を感じることが多いです。後天的要因として、最も多いと考えられるのは「長時間のデスクワークによる、頭部前突や胸椎後弯」でしょう。この姿勢が継続されることで、頸部に違和感を感じやすくなります。
また、アライメントに限らずスクワットや四つん這いでのトレーニングの際、頭部が前突してしまうことは難しくありません。それだけ、人体の頭部はコントロールが難しいです。
今回は、ストレートネックが痛みなどにつながっているクライアントに対して、どのようなアプローチができるかを紹介したいと思います。
①座位・立位それぞれのアプローチ
まずは痛みの確認です。実際に頸椎を伸展させて、違和感や痛み、つまり感があるか確認します。その上で、人体の理想的なアライメントと言われる「頭部の後突」や「頚椎の伸展」「肩甲骨の内転」へと誘導してみて、違和感の緩和があるか確認しましょう。
ここから先は
Anatomy Special Magazine
解剖学に関する記事を月に最低3記事更新していきます。 トレーナー及び運動指導者、健康に関する従事者が楽しめる内容となっております。 レベル…
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?