人生はセット。
またまた、いつもの森へ。
今回の森は、私にとってはちょっとだけ、特別。
というのも、森に出会うきっかけになった会。
みちみち会という、傾聴をベースにして、自分と人と社会と自然とつながる会。
そのみちみち会の合宿で、何をするのかも、全くわからず参加した2019年9月。
そこから1年経った今、また森へ帰ってきた、みちみち会のみんなと一緒に。
去年、森に出会ってから何度も足を運んでいるのだけど、
今回は、1年前の私と出会う会でもあったのかも。
1年という時間が、短くもあり長くもあり、
「やっぱり時間って、あるのかないのかわかんないな」
っていう感じから始まった。
今回は心が身体が、森に入るのがとても早くて。
身体がそうそうに森に馴染んでいくのがわかる。
身体が森に馴染んでいくと、
目に入るものが、ただただ美しくて。
あぁ、なんで私はこの感覚を表現するのに、美しいという言葉しか知らないのだろうともどかしくなる。
その美しさは、身体の深いところにしみ込んで行って、
細胞の一つ一つが息を吹き返すのがわかる。
お昼の森に入り、美しさを味わう。
一旦、拠点の古民家に戻り、みんなで晩ご飯。
(コロナ対策のため、寒いけど換気はしながら。。)
そして、夜の森へ。
ライトをつけず、真っ暗の森の中へ。
月明かりがあるとはいえ、普段の生活からするとかなりの視界からの情報が遮断されると、足の感覚はさえ、肌の感覚はさえ、五感がどんどん開いていくのがわかる。
少し開けたところについてから、ひとり時間。
見上げると、少し光を携えた空が私たちを見守っている。
少しの時間、ボーッと空を見上げていると、
やっぱり身体が冷えてきた。
持ってきていた帽子やらネックウォーマーやら、全部身につけて、
あったかーい!!!と、身体が感じる温もりを感じていた。
そしたら、太腿が「俺は寒い!!!」と言い始めた。
上半身があったまるまでは、聞こえていなかった太腿の声が聞こえてきた。
寒さと温もり、交互に感じながら、思う。
「あぁ、何かが満たされると、その一方で足りないことに気づくのか」
それは、きっと人生全てにおいてそうなのかもしれない。
満たされることと足りないこと、それは、1セット。
どちらかだけを手に入れることはきっとない。セットだから。
安定と不安定。
ネガティブとポジティブ。
手に入れることと失うこと。
好きと嫌い。
陰と陽。
充足と欠乏。
etc。。。
「あぁ、そうか、人生ってそうなんだ。セットなんだ」