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「情けは人のためにならず」の真の意味を学んだ日

情けは人のためならず。

-日本のことわざ-

上記のことわざの意味合いとして
解釈されるのは…

「人にたいして情けをかけることは、
 一見すると親切なように思うが、
 じつは人をダメにしてしまうから
 控えるべきだ」

というふうに捉えられます。

本来、その人の成長のために
必要な過程だったことを
手を貸すことによって
成長機会を奪ってしまった。

だから、情けは
”その人”のためにならないよ
と言っています。


しかし、このことわざは
別の意味合いを持ちます。

むしろ、最初の解釈よりも、
後者の解釈が正解だと言われます。

別の意味合いとは
「人に情けをかけることは、
まわりまわって自分のためになる」

ということです。

つまり、情けは
”人”のためにならずの「人」とは、
他人ではなく自分自身を指します。

「人に情けをかけない」ことは、
つまりは自分自身にたいしても
何も恩恵は生まれないし、
最終的には、あなた自身が損をしますよ
というふうに解釈されます。


利他の心

人生において成功者ほど、
利他の行為を徹底します。

アメリカでは、巨大な富を持つ人ほど
チャリティ活動や寄付に積極的です。

日本でも、京セラ創業者の稲森和夫さんは、
多額の寄付金をを
母校の鹿児島大に寄付されています。

ソフトバンクの孫さんも、同様に
「東日本大震災」関連の支援金にて
寄付されています。

稲盛和夫さんや孫さん以外にも
多くの成功者は、社会貢献の一環と捉えて
チャリティ活動や寄付にたいして、
一切惜しみなく行動します。

成功者の多くは、そうした行動によって
まわりまわって自分に返ってくる
と知っているのです。
(もちろん、やましい感情はゼロです)

* * * * *

自分以外の他人にたいして、
援助する、手を貸す、道を与える
といった行為は感謝されます。

感謝の思いは、言葉として広がり
相手の行動を変えて、
やがて歴史を作ります。

最後には、
人々の記憶の中に残り続ける
偉大な存在となります。

もちろん、他人からの見返りを期待して
「与えている」うちは、
何の意味も持ちません。

それこそ、ただの自己満足に終わり
時間のムダです。

見返りを求めず、目立つことなく、
誰かのためになることを実行する人は
おのずと世の中の人が
放っておかないでしょう。

だからこそ、成功者ほど
「情けは人のためにならず」
を実行に移すのです。

相手を思いやるからこそ情けをかける
というより、
自分自身のために情けをかける…

そう考えると、下のことわざは、
ずいぶんと真意に近い言葉だと
感じるのではないでしょうか。

「情けは人のためにならず」

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