臆病風邪(エッセイ)
私は、すごく臆病だ。
なぜなら否定的な感情が常時思いつくくらいに人が怖い。
人にどう思われているかを考えるだけで心が窮屈になってしまう。
ずっと治ることのない「臆病風邪」と言ったところか。
本当は自分をさらけ出すことが怖い臆病者である私。
自分という存在がこの世界にあるんだ、と考えるだけで、ちょっと怖い。
もう少し先の時代に生まれていたら、そういう考えにならずに済んだのかなぁ……いや、変わらないか。
自分ひとりでグルグル考える癖がついてしまった。
私は噂話が嫌い。
人にどう思われているのか、私の噂で笑われていることが嫌。
私は完全になりたい。
完璧になりたい。
そう思って生きてきた。
でも、この世界に完全で完璧な人間は存在しないだろう。
きっと、みんな、どこかデコボコなのだ。
それを知ってもなお、私は臆病なのだ。
すごい存在になりたかった。
世界を変える存在になりたかった。
なんらかの世界の秘密を知ってしまった気になっていた昔の私だが、そんな答えはなかった。
この世界は平等で不平等だ。
生物が生きている時間の流れは違う。
けど、どんな生物にも平等に死が訪れる。
そして、地球も太陽に飲み込まれることが説としては確定している。
いろんな歴史的資料、人が生きてきた証が結局は太陽に飲み込まれるのだ。
その間に人類が地球を脱出して、地球と似た惑星で暮らすことは……不可能だろうな。
人類は自由を手に入れるために不自由になっていく。
それが現代の時代に現れている。
愚かである。
……なんか話がズレてきたので軌道修正。
そんな愚かな人類(私を含む)に臆病になっている私だが今、臆病になってもいいことないぞ。
もう臆病になることを考えるのは、よしたほうがいいのではないだろうか?
どうせ、みんな、この世界からいなくなるのだから楽しいことを考えよう。
どうせ、みんな、ほとんどの人の記憶から無くなるのだから今できることをとことん楽しもう。
今が一番、楽しいときのはずだから。
……文章書いてて、すごく情緒不安定でオロロ……。
ああ、今日も感情の文章を書いてしまった。
どう思われるかな!?
……私の臆病風邪は治りそうにないだろうな。