キミはボクの年下の先輩。第9話「私に迫られて身も心も委ねるのはどうだい?」
*
次の日の放課後。
「おはようございます!」
ボクは元気よく挨拶をしながら部室に入る。
そこには、いつも通り、加連先輩がいた。
「ショタくん、おはよう! 今日のシチュ活は私の願いを叶えてもらうからな! では、さっそく始めていこうぜ!」
「えっ、あっ、はい!」
ボクは思わず間抜けな声を出してしまった。
今日のシチュ活って……もしかして……昨日のことを思い出し、ドキドキし始めるボク。
そんなボクに彼女は微笑みかける。
「さぁ、こっちに来たまえ!」
「は、はい……!」
ボクは緊張しながらソファに座ると、加連先輩が隣に座ってきた。
「昨日はキミばかりいい思いをしたわけだから、今度は私の番だろう?」
「そ、そうですね……」
「ふふっ」
彼女はボクの頭を撫でると、優しく微笑みながら言った。
「今日は、キミと私で、おねショタシチュを楽しもうじゃないか!」
「お、おねショタ!?」
ボクは思わず声をあげてしまう。
そんなボクを見て彼女はクスクス笑う。
「うん、そうだよ! おねショタシチュだよ!」
ボクはゴクリと唾を飲み込む。
おねショタって、つまり、加連先輩がお姉さんになってくれるということだよな……。
ボクは少しだけ不安になる。
「ふふっ、大丈夫さ! 安心して私に任せなさい!」
そう言って胸を張る加連先輩。
「あ、ありがとうございます」
ボクは嬉しくなってお礼を言った。
おねショタか……ちょっと楽しみだな……。
「よし! それでは始めようか!」
「は、はい!」
「さぁて……キミをどう料理しようか……ふふ」
彼女は妖しく微笑む。
「まずは、キミがシチュの中でどんな目に遭うのかを妄想しようじゃないか! 例えば、そうだな……」
加連先輩はボクの耳元に口を寄せると囁いた。
「私に迫られて身も心も委ねるのはどうだい?」
「えっ?」
「おや? なにを想像したのかな?」
ニヤニヤしながら聞いてくる彼女。
ボクは顔を真っ赤にして、うつむく。
「べ、別に……なにも……」
「ウソはいけないな〜」
彼女はボクの頬を指でツンツンしながら言う。
ボクは恥ずかしさのあまり顔を背けてしまう。
そんなボクを見て、加連先輩は楽しそうな笑みを浮かべる。
「ふふっ、かわいいショタくん♡」
加連先輩のセリフにさらに恥ずかしくなるボク。
そんなボクの様子を見ていた彼女が口を開く。
「よし! それじゃあ、お、おお、お姉さんと……一緒にお昼寝するシチュなんて、どうかな……?」
「は、はい……」
ボクはドキドキしながら彼女を見つめる。
そんなボクの手を加連先輩は優しく握ってくれた。
「じゃあ……始めようか!」
「は、はい……」
「まずは二人でソファに寝転んで、肩をくっつけながら、お昼寝する感じでいこう!」
「ああ、ははははは……」
「どうしたんだい?」
「あの……か、加連先輩と一緒にいると胸がドキドキしちゃって……」
そんなボクの様子を楽しそうに見ている加連先輩。
「うわ、かわいいな♡ 甘えん坊さんだね!」
「うぅ……」
ソファで寝転ぶ先輩の手が不意に伸びてきて、ボクの頬に触れて、ゆっくりとボクのほっぺたを撫でてくれるのだった。
その優しい手つきが心地よくて、ボクは思わず吐息を漏らす。
加連先輩はボクの頭や顎の下などを優しく撫でてくれる。
その優しい手つきにボクは蕩けそうになってしまった。
そんなボクを見て加連先輩が微笑む。
今度はボクの、ほっぺたを触ってきた。
まるで子供をあやすかのようにスリスリしてくるのでくすぐったい。
「んっ……くすぐったいですよ……」
そんなことを考えていると彼女が耳元で囁いてくる。
「ふふっ、本当にかわいいね、キミは」
ボクは顔を赤くしながらも、彼女にされるがままになっていた。
「あの……加連先輩……」
「ん? なんだい?」
「いつまで続けるつもりなのでしょうか?」
彼女は、なにも答えず、ただ微笑むだけ。
「えっと……先輩?」
「私が『終わり』って言ったら終わりだね」
「そ、そう、ですか……」
「ふふっ、その様子だと、まだ甘え足りないのかな?」
ボクは恥ずかしくて、なにも言えなかった。
彼女はクスクス笑うと、また優しく頭を撫でてくれる。
「もっと甘えてもいいんだよ?」
彼女はボクの頭をギュッと抱きしめてくれた。
そのせいで彼女の大きな胸に顔を押し付ける形になってしまう。
「むぐぅ!?」
ボクは一瞬驚いたけど、すぐに彼女の優しい匂いに包まれるような感覚に酔いしれてしまう。
そんなボクの様子を見ていた加連先輩が話しかけてくる。
「ふふっ、もしかして、お姉さんの、この胸が好きなのかな?」
彼女はクスクス笑いながらボクの頭を優しく撫でてくれる。
ボクは顔が熱くなるのを感じながらも彼女に甘え続けることしかできなかった。
「ふふっ、とっても、かわいい子だね♡」
加連先輩はボクを抱きしめたまま離そうとしなかった。
むしろ、さらに強く抱きしめてくれるのだ。
そのせいで彼女の胸に押しつぶされるような状態になってしまったが、不思議と嫌ではなかった。
このままずっとこうしていたいと思ってしまうほどに心地よかった。
それだけではなく、彼女の体温や心臓の音を感じることができて、とても幸せな気分になる。
まるで母親に抱きしめられているような気分だった。
「あの……加連先輩……」
「ん? なんだい?」
「そ、その……か、加連先輩と触れ合うのがすごく嬉しくて……もっと甘えたいです……」
そんなボクの言葉を聞いた彼女はクスッと笑ってから言う。
「ふふっ、しょうがないなぁ……じゃあ、もっと甘やかしてあげる」
加連先輩はボクを離すと、両手を広げて待っている。
ボクは迷わず彼女に抱きつくと優しく頭を撫でてくれた。
「よしよ~し……いい子だね♡」
彼女はボクの耳に口を近づけて囁くように言う。
「今日は、ずっと、こうしていてあげるからね」
その声を聞いた瞬間、ボクは全身がゾクゾクとした感覚に襲われた。
思わず声が出てしまいそうになるくらいだった。
そんなボクの様子を見ていた彼女がクスッと笑う。
「ふふっ、どうしたのかな? そんなに体を震わせて……」
ボクに彼女は微笑みながら言う。
「もっと甘えてもいいんだよ?」
ボクはドキドキしながらも彼女を見つめる。
すると加連先輩は優しい笑顔を浮かべながらボクの頭を撫でてくれた。
「ほら、遠慮しないで」
ボクは覚悟を決めて彼女に身を委ねる。
彼女はボクの体を抱きしめたまま、耳元で囁くように言った。
「もっと甘えよう、ショタボーイ」
彼女はボクを優しく抱きしめながら撫でてくれる。
幸せな気分になったボクは我慢できそうにない……けど、なんとかボクは理性を働かせて、どうにか耐える。
「ふふっ、えらいね」
彼女は、とにかく頭を撫でてくれる。
その優しい手つきにボクは蕩けそうになってしまった。
「ほらほら〜もっとお姉ちゃんに甘えていいんだよ?」
そんなボクの様子を見た加連先輩は楽しそうに言う。
「うぅ……か、加連先輩……」
「うん? どうしたの?」
彼女はボクを抱きしめながら囁く。
「あの……ボク……」
ボクはゴクリと唾を飲み込んでから口を開いた。
「もっと加連先輩とシチュ活したいです!」
「ふふっ、いいよ♪」
ボクの頭を撫でてくれてとても心地いい。
このまま、ずっと、こうしていたいと思ってしまうほどだった。
ボクは加連先輩の優しい手つきに身を委ねながら彼女を見上げるようにして見る。
すると彼女はニコッと笑ってくれた。
それが嬉しくて、つい甘えたくなってしまうのだった。
「本当に、もっと甘えてもいいんだからね」
ボクは彼女から離れたくなかった。
すると、また彼女は嬉しそうな表情でボクの頭を撫でてくれた。
それがとても心地よくて、つい甘えたくなってしまう。
「ふふっ、甘えん坊さんだね」
「はい……」
「甘えろ♡ 甘えろ♡」
加連先輩は、ボクを抱き締めたまま頭や顎の下などを優しく撫でてくれる。
それが心地よくて、ボクは彼女にされるがままになっていく。
彼女はボクの顔を覗き込んで。
「かわいい坊やだこと」
ボクは顔が熱くなるのを感じながらも彼女を見つめることしかできなかった。
恥ずかしくて言葉が出てこないのだ。
そんなボクの様子を見て彼女は微笑むと、また、ほっぺたを触ってきた。
「んっ……くすぐったいですよ……」
ボクは思わず声が出てしまう。
加連先輩はボクの反応を楽しむかのようにクスクス笑っていた。
「ふふっ、このまま赤ちゃんになっちゃう?」
彼女はボクの顎をクイッと持ち上げる。
そして親指で唇をなぞってきたのでドキドキしてしまった。
まるでキスをするかのような感覚にボクは恥ずかしくなりながらもされるがままになっていく。
ボクは、まるで母親に抱かれているような気分だった。
このままずっとこうしていたいと思ってしまうほどに心地よかった。
加連先輩はボクのことをギュッと抱きしめてくれるので、とても安心感があるし幸せを感じることができたのだった。
そんなボクの様子を見ていた加連先輩が話しかけてくる。
「まだ終わりじゃないよ? もっと甘えていいよ」
彼女は優しく微笑んで、ボクを抱きしめながら頭を撫でてくれる。
それが、とても心地よくて、ボクは思わず彼女にもたれかかってしまうほどだった。
加連先輩はボクの体を強く抱きしめながら頭を撫でてくれるので、ボクは気持ちよくなっていく。
そんなボクの様子を見た彼女がクスッと笑う。
「ふふっ、すっかり私に骨抜きだね」
ボクは恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にしながら言う。
「うぅ……だって、加連先輩が優しいから……」
「ふふっ、ありがとう。嬉しいよ」
そんなボクの頭を撫でながら彼女は言う。
「かわいい赤ちゃんでちゅね♡」
ボクは嬉しさと恥ずかしさが入り交じった感情で頭がいっぱいになりながらも彼女に身を任せ続けるのだった。