じゃあ、これから毎日ハグさせてくださいね!(短編小説)
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彼女のことを考えると、心がドキドキしてしまう。
「あの……もしかして、私のこと意識してくれてます?」
「そ、そそ、そんなわけないだろ!」
「そうですか? それならいいんですけど」
「あ、当たり前じゃん……」
俺はそう言うと、彼女から目を逸らした。
すると、彼女は俺の腕を掴んできた。
「じゃあ、今日は二人で遊びましょうよ!」
「えっ……?」
俺は一瞬、彼女が何を言っているのか分からなかった。
そして、その意味を理解した瞬間、思わず声を上げてしまった。
「ええっ!?」
「嫌