学校でも「OJT」
突然ですが「OJT」って聞いたことありますか?
オン・ザ・ジョブトレーニング
On the Job Training
略して「OJT」
スタッフを育成するための代表的な手法。
特に新任者や未経験者に対して、職場で行われる教育のこと。
一般には先輩から後輩へ、上司から部下へ、必要な技術やノウハウを、実務を通じて育成することを指します。
学校だけでなく多くの職場で、とても大切だと考えられている育成手法です。
この「OJT」
注目していただきたいのは、ここ↓↓
先輩から後輩へ、上司から部下へ
必要な技術やノウハウを
実務を通して育成すること…
先輩から後輩へ、上司から部下へ…
お気づきでしょうか。
先輩から後輩への教育、つまり
あなたから後輩教員へのアドバイスは「OJT」にあたるということです。
そしてOJTは何の略だったか覚えているでしょうか。
オン・ザ・ジョブトレーニング
そう、トレーニングです。
あなたから後輩教員へのアドバイスは、トレーナーとしての言葉であるということです。
「もういい加減にして!と思って、一気にバーっと言ったわ」
「これくらいのこと見とけば普通分かるじゃん」
「なんでいちいち事前に言わんといけんのん」
「記録ぐらい教えられんでも取れるでしょ」
「なんでもっとちゃんと指導せんのん」
「気づいて動けんのは、おかしいよね」
…私が教員として現場にいた頃に、そしてカウンセラーとして現場にいる時に、あちこちで耳にしてきた【トレーナー】の言葉たちです。
正直、どう感じましたか?
トレーナーとして適切な指導だなと思いましたか?
トレーニングは、計画的に行われるものであって、その場で適当に行われるものではありませんよね。
そして、そのトレーニングを行うトレーナーは、トレーニー(トレーニングを受けている人)の力や状態を見極めながら、必要な指導を、正しい順番で、適切なタイミングで行うことが求められますよね。
ただ、学校現場で見かける多くの「OJT」は
トレーナーが思いついた時に
トレーナーが言いたいことを
トレーナーが言いたいように言う
事前のレクチャーが行われていないのに
できなかったことに対して
怒りの感情に任せて、まくしたてる
いろいろな人が、言いたいことを、思いついたタイミングで、好きな順序で、自分の方法論で言う。
…というもののような気がします。
この、いろんな人がいろんなことを言う状態が、トレーニー(トレーニングを受けている人)を一番混乱させるんですよね。
だから、言えば言うほど結果が出なくなる。
もちろん、素敵な指導をしておられる方もたくさんいらっしゃいます。
でも実際に私が受けた「OJT」も、現場で見聞きする「OJT」も、素敵な指導より、上記のような指導の方が圧倒的に多いと感じています。
ちなみに「OJT」の起源はアメリカでの軍人育成の中で生まれた「4段階職業指導法」というものだそうです。
なんだか、どこかで聞いたことのある順番だと思いませんか?
そう、あの有名な、こちらと一緒なんです。
やっぱりここに辿り着くよねという感じですね。
同じ順番になっているのは、きっと偶然だけど(多分直接しゃべったことないと思うんで。多分…)、偶然ではありません。
人が能力を獲得していくのに必要なプロセス、適切な順序は、やっぱりこれなんですよね。
うん、納得しかない!
まとめです。
あなたから後輩教員へのアドバイスは
・トレーナーの自覚をもって行っていますか
・トレーニー(トレーニングの受けている人)の力や状態を見極めて行っていますか
・トレーナーの思いつくままに行っていませんか
・必要な指導を、正しい順番で、適切なタイミングで行うことを心掛けていますか
トレーニングは、たまたま・偶然に行われるものではありません。
適切なトレーニングによって、新任や未経験の先生方が少しでも早く適応を図れることを願っています。
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