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甘野書店

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noteの本屋さんです! 小説、詩、絵、音楽、動画を販売してます! あなたは本を買いますか?  あなたは本を売りますか? ルールは以下です。 ・自作の小説・詩・絵・音楽・動画の…
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#甘野書店大賞2024

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 こんにちは、甘野充です。  noteで小説を書いてる人はたくさんいると思います。  noteで小説を販売していますか?  売れていますか?  noteで小説を売るのはなかなかに難しいのではないかと思います。  小説を売るには、KindleでKindle本を作って売る、本を作って文学フリマで売る、ボックスで貸し出しているシェア型書店で販売する、などが現実的ですよね。  Kindleは電子書籍であれば気軽に読まれるし、文学フリマはネットで知り合った人などと交流して買ってもら

【小説作品】言たま

「ただいまー!たま!」 赤いカバンを背中に載せたみーちゃんが、大きな扉から飛び込んできた。 「今日ね、かけっこで一番になったの!」 廊下に響き渡る声は、先程までの静けさを吹き飛ばした。 「おかえり。みーちゃん」 お気に入りの玄関マットの上で、声を出した。 みーちゃんは、座っていた僕をそっと持ち上げる。 二つに分けられた髪の一束が僕の顔を撫で、くすぐったい。 「男の子も含めて一番だよ!すごいでしょ!みんなびっくりしてたよ!」 僕の頭を撫でながら話すみーちゃんの声は

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幸せの形

もう人は信じないと思ってた。

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あヴ

結局のところね?僕らが戦わなきゃいけない相手は自分だけなんだよ。 多くの人が戦うべき相手を間違えてるんだ。 自分と言ってもね?それは自分のことを許さない自分だ。 こいつを克服できるかどうかだけなんだ、人生というのは。

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【創作童話】カレンダー王国と魔女の鏡

「おまえは、なんてことをしてくれたんだ!」 その日、カレンダー王国の王様は、カンカンになって長方形のいすにすわりました。 ついさっき 、 王女の部屋で信じられないものを見たのです それは、 この王国で、ぜったいに あって はならないものでした。 いつもなら、王様はソファーにどっかりとこしをおろして、コーヒーをのみながら、王国のようすをのんびりながめている時間でした。 お城の窓からは 、 王国全体を見わたすことができます。 カレンダー王国は上から見ると長方形で、東側に

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バレンタインデーキス

「よう!元気か?」 窓を開けた瞬間、隣の家のベランダから聞き慣れた声が飛んできた。 侑真だ。隣に住む幼なじみで、昔からずっと一緒にいる。

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少女Yは知っている|戦禍の町に起きた“奇跡”の理由

防空壕は逃げてきた人たちでいっぱいだった。 蔵の中ってこんな感じなのかな。 薄暗いけどどこからか差し込む光で顔はわかる。 知ってるおばちゃんもおじいちゃんも皆が手を合わせて拝んでいた。 ナンミョーホーレンゲキョー それぞれの声は小さいが読経の大合唱となった。 私はあの光景が忘れられない。 ※本作は母親(当時10歳頃)の戦争体験談をもとにした小説です。

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(掌編小説)JKの黒猫バトン

 彼女と話をすると元気になる。そんな噂を聞いた私は、彼女から元気と黒猫のぬいぐるみを受け取った。  私は今日もほとんど喋らなかった。話したことといえば、授業で先生に聞かれたアメリカの湖の名前を答えたのと、前の席の子が渡してくれたプリントで手を切った時に「痛い」と言ったことくらいか。あとは何も話してない。  やっと帰りのHR。私の隣のいかにもJK達がわちゃわちゃ話をしている。聞こうとしなくても聞こえてくる。 「3組の工藤美緒って子知ってる?あの子と話をするとすごく元気になるん

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【超短編小説】 甘野書店

(くるっぽーくるっぽーくくくくくるっぽー)

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小さな頃

小さな頃から 空想の中でおままごとをして遊ぶ それは夜お布団に入って目を閉じて 部屋の電気を消す 小さなオレンジの灯りだけつけて 壁をじーっと見る すると 動物達がお話しをしている 私は最初は「何怖い」 それは最初だけ ひょこっと犬が顔を出した 次は 猫 次はライオン 次は‥ 次は‥ どんどん眠くなる 学校での事 お友達の事 壁に見える 動物達とお話し これは私だけの秘密だよ

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