今日一番心に響いたある問い−仕事ができる人の最高の時間術 著者:田路カズヤ
今日は読書感想文です。
読んでみたのは仕事ができる人の最高の時間術。
普遍的なことを述べているだけじゃないし、小手先のテクニックを述べているだけじゃない、今日からでも自己整理してアクションに繋げられる内容が詰まった良書でした。
内容についてこちらのnoteで紹介されていたので、リンクを載せさせていただきます。
この本の前段では、時間効率化テクニックを述べる前に、
時間に対する意識を変えることから始めよと主張しています。
あと残りの人生時間はどれほど残っているのか。
理想とする人生時給(理想の年収 ÷ 理想の年間労働時間)はどれくらいなのか。今の仕事の人生時給と比べるとどのくらいのギャップがあるのか。
(ちなみにパイロットが最も高く、10,399円だそうです)
自身のやる気の源泉は、どこにあるのか。
自身の使命を言語化すると、どのような言葉になるのか。
こうした問いを明確化して、
人生という範囲で時間の意識をもち、行動を変え、習慣を変えていこう
と述べられています。
使命を言語化するために用意された問い (個人的にバシッと心に響いた問い)
・あなたのお葬式が行われることになりました。「誰に」来てもらい、「どのような言葉」をかけられたいですか?
・あなたは医師から余命1年の宣告を受けました。残りの1年間を「誰と」、「どのように」過ごしますか?
・あなたは、10億円という想定外に大きな遺産を手に入れました。残りの人生の時間とお金を「誰のために」「どのように」使いますか?
上記の3つの問いを言語化して、その共通ポイントをもとに以下の( )に入る言葉を決めていくといったものです。
「私の使命は、( )である」
このプロセスで、個人的に一番最初の問い(葬式に誰来て欲しいか、なんて言って欲しいか問題)でめちゃくちゃ悩みました。
僕自身は28歳なのですが、このあたりの究極の死生観を持ち合わせていませんでした。なんなら今年行う結婚式に誰呼ぼうと悩んでいる最中です。笑
葬式に誰に来て欲しいか、なんて言って欲しいか...。
考えたことがありませんでしたが、この問いを考えてみたら、
死ぬまでにどんな人間でありたいか、
何を家族・友人・社会に与えていきたいか、
と死ぬまでの時間に自然と意識を向けることができました。
最終的には以下のような形にまとまりました(あくまで現時点)
家族から、「あなたは私たちの誇りです」と声を掛けられたい。
妻から、「最高に楽しく幸せな結婚生活だったよ」と声を掛けられたい。
友人・先輩後輩から、「あなたのお陰で今の私がある。ありがとう。」と声を掛けられたい。
結局、お金も死んでしまったら持って行くことはできません。
死に際または死後、自分にとって最も大事なのは、自分の努力によって、どれだけの人を幸せにできたかという結果だと帰着しました。
仮に寿命が80歳として、残された時間は284,700時間。
※ (80歳-28歳)×365日×15時間=284,700時間
※ 睡眠時間と生活時間(トイレ・身支度など)を差し引いて15時間
自分の「寿命時間」を認識することで、残された時間の使い方を見直す機会になりました。
もし機会がありましたら、皆さんも少し整理してみてはいかがでしょうか。