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ヴィヴィアン・ウエストウッド最強のエレガンス 愛らしく
庭のスモモの木に小鳥が来る。
まるまると太った鮮やかな橙色のお腹。灰色の頭に黒い顔。人懐っこく、かなりの至近距離まで近づいて来る。
”ジョウビタキ”と言う11月から4月にかけて日本で過ごす冬の渡り鳥だそう。
小鳥が遊ぶ側で、春の庭仕事をしているうちに、2月はあっという間に過ぎ去ってしまった。
2月3日節分。七福神にあやかり7つの具材で恵方巻きを作り、家族の無病息災を祈った。
2月4日は立春で巳の日。2023年の運気が始まる日。お友達と開運招福の恵方参り。丹生川上神社3社と天河弁財天社に上がる。
2月5日は一粒万倍日で土用明け。幸運の小鳥が初飛来。
以降、毎日、土作り、植え替え、種まき、水遣り…と、庭仕事に没頭…。
疲れた身体を引きずりながら、以前から観たいと思っていたドキュメンタリーをやっと拝見した。
『ヴィヴィアン・ウェストウッド 最強のエレガンス』2018年制作イギリス映画。ローナ・カッター監督。ファッションデザイナー”ヴィヴィアン・ウェストウッドのデザイナーとしての歩みをインタビューを交えながら紹介したドキュメンタリー映画。
惜しくもヴィヴィアンは2022年12月29日に永眠。享年81歳。その訃報の衝撃からまだ日は浅くい。
彼女を想うと、丁度バンドブームだった高校生時代を思い出す。沢山のバンドがセックスピストルズのコピーをしていた。セックスピストルズ、ヘビロテの日々。
世界中のパンクファンを魅了したバンドの結成に携わったショップオーナーでデザイナーのヴィヴィアンと当時2度目の夫であったマルコム・マクラーレン。
環境保護活動をするヴィヴィアン。私は彼女の問題提起するその姿勢やその無垢な瞳に惹きつけられる。
元教え子でかなり歳下のパートナーに公私共に支えられながら、充実した晩年を過ごすヴィヴィアン。企業として大きくなり過ぎたブランド。自分の範疇に及ばないデザインが商品化されていることに苦悩する彼女に彼女の誠実さを感じた。
ヴィヴィアンのデザインはイビツで非対称的でありながらも、正統な美しさや愛らしさもあり、彼女自身の反骨精神や正当性を良く表している様に思う。
歳を重ねても、色鮮やかでチャーミング。
いつまでも愛らしい彼女の姿は、私の憧れの女性の1人。
庭には色鮮やかなジュウビタキ。寿命は4〜5年とか。だけどきっと命尽きるまで鮮やかなんだろうな。愛らしい姿なんだろうな。
よーし。私も、命尽きるまで愛らしくいくのだ❣️っと、1人と1羽を勝手に重ねて思うのです。
…いつまでも愛らしく
とりあえず、春一番に植えるのはジャガイモの植え付けは終わった。ひと息つこう。
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