怪盗にゃんこ

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犬のおまわりさんと対決していただきたい！
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私の名前は怪盗にゃんこ。
狙った獲物は逃がさない。
ご近所じゃちょっと名の知れたにゃんこである。

今日の獲物は公園でご飯を食べている人間達のお弁当だ。
とは言

小児夜間救急

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【子供の名前】にはお好きな名前をどうぞ。

ある小児科医のドキュメンタリーを見て。
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お母さんが取り乱しては【子供の名前（君/ちゃん付け）】も不安になります。
まずは落ち付いて私の話を聞いてください。

ひまわり

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夏番組のCMっぽく。
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男「ずっとあの時のままでいたかった。でも出来ないから。それならいっそ思い出ごと消してしまおうと思ったんだ」

女「過ぎてしまった夏。もう二度と戻れないあの場所に気持ちだけ置いたまま

散り桜

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儚く美しいその姿。
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ひらりひらり。

散りゆく桜の花弁（はなびら）はあの女（ひと）の涙のようで。

「私を忘れないで」と華やかに零れ落ちる。

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人称や語尾

変わるもの変わらぬもの

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様々な夫婦のかたち。
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笑わないで聞いてくれますか？
私、祖父母のような夫婦に憧れているんです。

祖父と祖母は従兄弟同士でした。
時代が時代でしたから自由に恋愛なんて出来るわけもなく、親同士が結婚を決め

引っ越し60%完了！

この手の届く距離

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10個のカギカッコ。
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「今にも泣きそうな顔だな」

「お前のそういう所嫌い」

「そうか？　俺はお前のそういう所好きだけど」

「バカ」

「バカはお前だろ」

「こっちに来るな」

「相変わらず素直じ

最期の願い

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誰も知らない封じられた過去。
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私見つけたよ。
自分にしか出来ないこと、自分のやりたいこと。

いつも守られてばかりで何も出来なかった。
ずっとそれが情けなくて悔しくて、それでも動けない自分が大嫌いだった

オカマの流儀

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男とか女とか。
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言ってくれるじゃない！
確かにアタシは男でも女でもないわ。
ただのしがないオ、カ、マ。
でもね、あんたみたいに女を食いものにする最低男に馬鹿にされる筋合いないわ。

アタシ達はね、男の気

無自覚女子と真っ直ぐ男子

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登場人物は男女一人ずつです。

無自覚ゆえの。
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女「あれ？　もしかして怒ってる？」

男「当たり前だろ！　何であんなことするんだよ」

女「あんなことって……強引なナンパに困ってる女の子達助けただけでし

対面

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命を弄ぶ者。
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やっぱりあんたか。
俺に辿り着くとしたらあんたしかいないと思ってたよ、刑事さん。

ああ、最後の死体に残した痕跡はあんたへのメッセージだった。
俺の作品を見て的確に俺の人物像を言い当てたあ

嫌い

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凍てつく心。
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寂しいのは嫌いだ。
それを誰かに伝えるのはもっと嫌いだ。
構って欲しそうにする自分が嫌い。
手を差し伸べてくれる人なんて居ないのに、居もしない誰かに期待する自分が嫌い。

どうせ独りだ。