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建築家とイラストレーターが初めて本をつくって売ってみた話 | COMITIA
2022年9月4日。
私とイラストレーターの火詩さんはとあるイベントに参加するためにモノレールに乗っていました。
そのイベントの名前はCOMITIA(以下コミティア)
主に自主制作したオリジナルの本を販売する大規模イベントです。
今回のnoteは建築家とイラストレーターが初めて本を作って売ってみたお話です。
![](https://assets.st-note.com/img/1662958386011-Xgvb2eieQy.jpg?width=1200)
お気に入り
コミティア開催中の様子はこんな感じです。
どどーんと広い空間に人、人、人。
![](https://assets.st-note.com/img/1662954900155-C01YN0i3XX.png?width=1200)
コミティアは春夏秋冬、通常年4回開催されます。
141回目となる今回は実に3305サークルが参加しました。
(こんなにもたくさん自主出版をしている人がいるなんて驚きです!)
この参加者のうち感覚的に95%くらいはマンガやイラストを描いて売っている方々です。
私たちもイラストと文章を中心とした本を製作していきましたが、他のサークルと比べ、ジャンル(建築)がかなりニッチなため、見向きもされないのでは?(汗)と少し心配していました。つまりすごーくアウェイなんじゃないかと。
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ル・コルビュジエ設計『母の家』をテーマにしています
さて、こちらが私たちが今回つくった本です。
この本は私たちが以前よりYouTubeでチャンネルを運営している『くらしの学校』名義で作りました。イラストと文章でわかりやすく、そして楽しく名建築を紹介しています。
紙の選択やサイズ、色、製本方法などもとてもこだわって作ってます。
(このあたりはイラストレーターの火詩さんがとても丁寧に考えてくれました)
YouTubeのチャンネルはこちら(観てもらえるととても嬉しい)
中身はこんな感じで、ル・コルビュジエが設計した『母の家』という小さな住宅を紹介しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1662958236750-J4XUDaeJrM.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1662959692811-jaawkEwR7w.jpg?width=1200)
9時半ごろに会場に到着。バタバタと設営をして(スペースが狭いのでもっと荷物を減らせばよかった…)
11時。コミティア開場です。
開場直後、一人の女性の方がブースに来てくれて、
「友達に頼まれて買いに来ました!」
と言って一冊買ってくださいました。
「いきなり売れたよおぉぉぉ」
「嬉しいねー!」
なんてことを言いながら二人で喜んでいたら、なんと次々とお客さんが!
「Twitter見てきましたー!」
「Youtubeいつも見てますー!」
「建築の学生で勉強してますー!」
「イラストとても好みですー!」
「建築よくわかんないけど見るのすごく好きなんです!」
沢山の嬉しい声をいただいて、次々に本を迎えていただきました。
これには本当に本当にびっくりしました。
「売れて10冊くらいかな〜」
なんて思っていたのですが、最終的に持って行った分のほとんどをお買い求めいただきました。
途中製本している分がなくなってしまいそうになったので、その場で火詩さんにストックを製本してもらい(手で製本しています)私は売り子に専念。
もっともっとふたりでお客さんとお話したかったのですが、バタバタしてしまったのが反省。次回参加する時はもっとしっかり準備していきます!
![](https://assets.st-note.com/img/1662956325820-TJC68XVHt9.jpg?width=1200)
当初アウェイと思っていたコミティア。
でも蓋を開けてみると
「本当に建築が好きな方は沢山いるんだなぁ」
と感動しました。
コミティアで買った本。
— ☆★モチコ★☆ (@mochicco69) September 5, 2022
くらしの学校、久米岬さん(@misyakie)と火詩さん(@saku_hikari16)のコルビュジエの両親のための家『レマン湖畔の小さな家』に纏わる本。
この装丁の良さよ…サイズ感も可愛い…
柔らかなイラストと穏やかながらスパイスの効いた視点で語られるコルジュエのリリシズム。良き…✨ pic.twitter.com/8g9WW9DtYm
Le Corbusier “UNE PETTIE MAISON” (@misyakie / @saku_hikari16)
— まなつ (@tranchran) September 10, 2022
洒脱なタッチの絵と、語りかけるような解説が心地いいル・コルビュジエ「母の家」のZINE。彼の建築がいかに「そこに住まう人」のことを考えていたか、専門用語を使わずに易しく伝えてくれる。装丁もすごくイイ。#コミティア戦利品 pic.twitter.com/qj30ETy4o7
また冬か春あたりのコミティアに新刊を持って参加したいと思います。
今回販売した本も、ネットや書店でご購入いただけるように準備中です。
また決まりましたらお知らせしますね。
(置いてくださる書店さまがいらっしゃいましたらお気軽にご連絡ください)
最後までお読みくださりありがとうございます。
そして、コミティアで私たちのブースに来ていただけた皆さま。本当にありがとうございました。とてもとても嬉しかったです。
また次回のnoteもお読みいただけましたら嬉しいです。
それでは、また。
私の設計事務所とイラストレーター火詩さんのHP