当たり前の日常の中に幸せがある
あなたにとっての当たり前の
日常は誰かにとって、
手に入れたい日常だったりします。
これを聞いて、
「いえいえ、私の日常なんて
平凡すぎて誰もこんな生活
うらやましいなんて思わないでしょ。」
と思った人もいるかもしれません。
自分でトイレに行けること
自分で食事が食べれること
毎日家に帰ることができること
お風呂に入れること
そんな生活を早く取り戻したいと
思っている患者さんは
たくさんおられます。
それを目標にリハビリに
励んでいらっしゃる方もいます。
また今朝までは元気でいつもと
変わらず家を出て仕事に向かっていった。
でも、途中で事故に遭い帰らぬ人
になることがあります。
今朝までは、家族とたわいもない
話をしながら朝食を食べていたのに、
突然意識がなくなり、
そのまま意識自体が戻らない方もいます。
一命はとりとめたものの麻痺が残ったり、
言葉がしゃべれないことだってあります。
ほんの数時間前までは、
みんないつもと同じ毎日を過ごして
いたのです。
それが急に一転することがあることを
患者さんを通じて見てきました。
まさか自分が・・・。
まさか自分の家族が・・・。
あなたにとって当たり前の日常は
当たり前ではないのです。
人の命って有限であり、
生きていること自体が奇跡なのです。
だけど、
日々の忙しさに追われていると、
そんなことを考える気持ちの余裕もなく、
目の前のことに手一杯になっていたり・・・。
こんな生活いつまで
続いていくんだろうと
ぼやいてしまうこともあるかもしれません。
当たり前の日常のありがたさに
気づかなくなっていきます。
当たり前の日常は儚いもので
いつあなたの手元から
消えてしまうかわからないものです。
あなたにとっての当たり前の
日常は永遠に続くものとは
限らないのです。