細川 貂々 『それでいい。 自分を認めてラクになる対人関係入門』
今回ご紹介するのはこちらの本です。
ネガティブな気持ちに悩んでいる方にとっては、とても役に立つ内容が書かれてします。
『ツレがうつになりまして。』という作品で有名な細川さんが聞き役兼イラストを担当しているので、とても読みやすい作りになっています。
私が特に印象に残ったのが、ネガテイブな人が嫌われる場合は、ネガティブ自体が悪いわけじゃなくて、相手の反応を束縛してしまっているのが原因だという内容です。
例えば、「私はどうせバカなんで」というネガティブな発言は、相手からすれば「そんなことないですよ」という慰めの反応を強制されているような束縛を感じるから、面倒に思われてしまうんですね。
その場合は、「私はバカだからクイズ番組が苦痛に感じる」とか、自分の気持ちの部分にフォーカスを当てた方が、相手にとっては自由な返答ができるので、束縛を与えなくても済みます。
このように、具体例も併せて、水島広子医師が丁寧に解説してくれてるので、とても分かり易かったです。
よろしければぜひ読んでみてください。