「自分と同じであることを期待してしまうから、苦しくなる」橋本翔太
臨床心理士の橋本翔太さんの言葉です。
●本のタイトル
「他人からどう思われているか」きになったとき読む本
●掲載箇所
P.89
●AKERUが参考にしたこと
躁鬱病の症状が重いときに苦しかったのは、躁になっている期間、嫌味を言う上司など、自分的に許せない人に対する怒りを抑えることでした。
躁のときの自分は、理性の力が弱まっているので、後先考えずに何でもしてしまいます。考え方も極端になっているので、「やるか」「やられるか」といった極端な考え方になってしまいます。
そんなときに、タイトルの言葉に出会い、ギリギリ自分を抑えることができたので、なんとか傷害事件などにはならなく済みました。(冗談抜きで)
相手の価値観や事情は全く異なるので、いちいち自分の尺度で図っていたら、キリがありませんよね。
相手のことを、異文化の外国人だと思う。程度によっては、エイリアンやプレデターだと思う。そうすれば、そもそも期待しないので、そこまで腹が立ちません。
もちろん瞬間的にはイラッとしますが、相手がプレデターなのであれば、普通逃げますよね。もし立ち向かうぞ!っていう人がいるのであれば、念のため映画「プレデター」シリーズを全部見てみてください。その気は失せるはずです。
もちろん自分以外のすべての人に対して恐怖感をもてという話ではなくて、「必ずしも分かり合えることを期待してはいけない」ということですね。
そんなときは相手を説得しようとしたり、怒りでコントロールしようとしたり、自分が悪いんだと自分を責めたりしても無駄なんですよね。
●AKERU目線の作者紹介
YouTubeでも分かりやすい動画を公開しています。登録者も多くて人気です。特にお勧めできるポイントとしては、心が傷ついた人を、ただ単に慰めることに終始するだけではなく、きちんと改善すべき点なども指摘してくれることです。
ただ「大丈夫だよー」「そのまんまでいいよー」と言われたいだけの人よりも、ちゃんと前向きに心の病気やケガを治したい人向けです。
●橋本さんのYouTube
https://youtu.be/nqTiOVCxdig