アダルトチルドレンなのに親になったの？
この記事は2024.9.18の音声配信を文章にしたものです
母親７年目でも子育てはつらい
みなさんは子育てをしていて、親になったときの自分を振り返ったり、今の自分とを比べたりしたことはありますか？
わたしは母親になって７年目になります。
長男が生まれ、生後半年から１年ぐらいはあまり記憶にないぐらい必死でした。
自分なりに頑張ったな、という思いもありつつ、でも現実は理想とはほど遠くて。
失敗もたくさんだし、うまくできないことが山のようにあります。
「子育ては自分育て」と言われるように、子どもと向き合うときはどうしても自分の弱さと向き合わざるを得なかったりします。
今までずっと見てみぬふりをしていたので、急にダメなとこばかり見えた気がして落ち込むこともあります。
自分の存在意義がわからなくなる、つらすぎて投げ出したくなる、
自分が親になる必要なかったんじゃないかと思う…そういうのは何度もあります。
親になったときの想い
そうして否定的になってしまうと、もう一人のネガティブなわたしが、
「じゃあなんで親になったの？」と聞いてくるんです。
このセリフ、別に誰かに言われたわけではないんですが、
アダルトチルドレンとわかっていて、親子関係にも不安があった状態で、なんで自分が親になったのか？と、自問自答することがあります。
そこで、妊娠したときのこと、親になったときのことを考えてみました。
いつか夫と結婚したら子どもは欲しいと思っていて、当時は好きな人との家族をつくる未来を漠然と想像していました。
今、こうして二人の子供を授か流ことができて、本当にありがたいと思っています。
そのほかに、
「子どもには絶対わたしと同じ思いはさせないぞ」という気持ちがすごく大きかったのも覚えています。
不安よりも、見返してやりたい…みたいな。
反面教師にして頑張れる！という思いの方が強かったです。
ハンデのままか、武器に変えるか
でも親になったら、その認識は甘かったと気づく。
甘かったというか…親であることの大変さも経験することで知ったし、決意だけでうまくいくわけではない現実も知りました。
毎日毎日、想像以上の壁にぶつかりまくっていて、こんなに心も体も疲れるのか…と思う日ばかりです。
（それが良いと思うか悪いと思うかは、人によって違うと思うのですが…）
子育てするにあたって、アダルトチルドレンの人が抱える心のゆがみというのは、
（適した言い方かはわからないのですが）ハンデというか、ちょっと弊害になり得る要素だと感じます。
アダルトチルドレンだから親になれない、親になってはダメだ
そんなことは全く思わないのです。
でもやっぱり大変だし、覚悟がいると思います。
だけど、ハンデ（欠点）をそのまま受け入れるのか、
それとも、武器にして自分を変えていこう！と考えるのか。
そこのわかれ道は存在するのかな、と思うんです。
その捉え方次第で、これからの自分が大きく変わっていくと感じています。
子どもがしあわせになるチャンスをくれる
親になってからアダルトチルドレンかもしれないと気づく人もいるし、人によってもいろいろな過程や背景があると思います。
親としての行動も大切ですが、それよりも、
子どもがいて安心できる家族ができて、そこで自分はどうやってしあわせになっていこう？と考える。
それが大事なんじゃないかなと、自分自身が親になって気づきました。
母親を７年やっていても、至らない点ばかりで、子育てしながら軌道修正することもたくさんあります。
理想とは全然違うことを子どもにしてしまったり、全然きれいごとじゃ済まないようなことも。
でも「アダルトチルドレンだから」と責めるよりも、
欠点や失敗をする自分が、どのように子どもや自分と向き合いたいかを自分のものさして考えることの方が、はるかに大切ではないでしょうか。
大変なことの方が多くても、やっぱりしあわせだなと思うこともたくさんあります。
自分が変わる大きなチャンスを子どもにもらっているような気がしています。
そういう気持ちがあって、なんとか7年目を迎えられています。
絶望してもいいと思います。
うまくいかなくて、つらくて、投げ出したいと思うこともあっていいし、わたしもあります。
波があるのは当然のこと。
そういうときこそ、自分を大事にしてほしいなと思います。
今日も一緒に、無理せず過ごしていきましょう。
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