8年ぶりに「嫌われる勇気」を読んで思ったこと
この記事は2024.8.7の音声配信を文章にしたものです
(Amazonアソシエイトを含みます)
「嫌われる勇気」を知ったきっかけ
アドラー心理学の本として知られる「嫌われる勇気」は、今とても有名な本になっていますよね。
この「嫌われる勇気」がベストセラーになった2016年、私はちょうど適応障害で休職していました。
外出の練習中、たまたま行った本屋さんで目に留まったのが「嫌われる勇気」でした。
購入した理由は、ベストセラーだったのでなんとなく興味が湧いたから。
それから、誰からも嫌われないようにしてきたわたしとって、嫌われることを肯定的しているのにすごく驚いたからです。
「嫌われる勇気」の衝撃と魅力
読んでみると、そのすべてが当時のわたしには痛いほど響きました。
特に印象に残っているのは、課題の分離と全員に好かれる必要はないという考え方です。
課題の分離では、自分と他人の課題を明確に区別することの大切さが説明されています。
わたしはみんなに好かれるために顔色を伺っていました。
周りの人の嫌な顔を見るたびに “自分のせいかもしれない” といちいち気にしたり、自分がダメだって思ったり。
本とは真逆のことを一生懸命やっていました。
だからこそ、このアドラー心理学の考え方がすごく衝撃的に思えました。
8年ぶりに「嫌われる勇気」を読み返してみて
それから8年が経ち、最近改めてこの本を読み返してみました。
今でも課題の分離の内容はとても響きますし、昔の自分に戻りそうになるときは何度も見返したいと思えます。
そして8年前と大きく違ったのは、読んだときの納得感でした。
初めて読んだときは、アダルトチルドレンに気づき始めた時期であり、とにかく全ての内容がぐさぐさ心に刺さる感じでした。
今回は「本当にその通り!」と共感しつつ、深く、ある意味落ち着いて読み進めることができました。
正直この8年間で読み返すことはなく、本に書かれたことをちゃんと実践してたわけではありません。
でも、アドラー心理学の考えがいつも心の中にあり、支えてくれていた気がします。
そのおかげで、暮らしや人生を変える勇気が持てているのだと思います。
本は読む時期によって感じ方や捉え方が変わるので、同時に自分の変化にも気づけるのも面白いですよね。
いつも手元に置いておきたい本
最近は紙の本を読む機会が増え、久しぶりにこの「嫌われる勇気」も手に取ってみました。
これから少しずつ、お気に入りの本を手元に残していきたいです。
「嫌われる勇気」は、特に生きづらさを抱える人におすすめしたい本です。
同じシリーズに「幸せになる勇気」という本もありますが、どちらも心の支えになってくれる、勇気をもらえる本です。
もしまだ読んでない方がいたら、ぜひこの機会に読んでみてください。
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