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「怒られるから〇〇しよう」思考は自分を苦しめる

この記事は2024.7.4の音声配信を文章にしたものです

子どもの言葉から気づいたこと

寝る前の片付けのとき、長男が次男に「ママに怒られちゃうから片付けしよう」と話しかけていたんです。

それを聞いて、「…わかるよ」と。

“ 怒られるのはいけないことをしているから → そうならないように片付けよう ”

そう思って声をかけている気持ちもわかります。
単純にママに怒られるのが嫌だからかもしれませんが、それを聞いて少し落ち込んでしまいました。

長男がどう捉えているかは別としても、「怒られるから」と言わせてしまったことを反省したんです。

確かに長男は朝が弱くて、できるだけ負担なく起きられるように子どもたちを早めに寝かせるよう声かけしていました。

子どもたちはまだエネルギーが残っていて、寝たくない、遊びたいって言うんです。
それで片付けまで進まないという日々が多いんですが、そこでわたしも「朝起きられなくなるよ」「体が全然休まらないよ」という理由も伝えてはいます。

でも長男の発言を聞くと、その理由よりもイライラするわたしの印象が先に伝わってしまっていたらしいです。

行動→他責思考になっていないか?

わたしも親の顔色を伺って育っているので、その気持ちはすごくよくわかります。ママに怒られないように、ママが笑ってくれるように…を優先する感じ。

だけどその思考に慣れてしまうのは結構危険で苦しいことなのも知っています。
なぜ苦しくなるか?
それは、行動する理由がわからなくなってしまうからです。

今回のことでいえば、早く寝る理由(朝すっきり起きる、ご飯や身支度の時間をゆっくり取る、疲れた体をちゃんと休める)があって、早く寝るという声かけをしました。

でも「それができなければママに怒られるから、やろう」という理由だと、行動の軸がぶれてしまっている気がします。
感情で色付けをして、子どもに伝えてしまったのが悪かったと思いました。
子どもなりにもその理由がちゃんとわかるように説明し、その後の行動を自分で選べるように伝えればよかったです。

「誰かがこうだから」が行動の起点になるのは、他人軸なんです。
「わたしがこうしたい」がなくなり、結果的に自分自身が苦しくなってしまいます。
それは経験者としてもよくわかります。

そういう思考が続いて癖がつくと、なかなか治すのって大変。
まさに、子育ての大きな気付きを得た出来事でした。

自分の意思で行動する

わたしがそうだったからこそ、子どもが同じ理由で苦しんでいるのは見たくないです。
自分のために意思を持って行動できる人になってほしいし、その環境を作るのがわたしの今一番大事な仕事なのかな、と思います。

これからは、なぜわたしがこういうふうに伝えているのか(理由の部分)を、まずわかってもらうこと。そして自分なりに理解して行動する。
その行動の変化が、子どもにとって大切なプロセスになります。

わたしも日々試行錯誤していて、自分を省みることが多いです。
そこで落ち込むだけではなくて、自分・子ども・家族にとってよりよい選択ができるように、一つひとつの行動を振り返りながら思考を整理していきたいと思います。


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