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詩のせかい

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2024年5月の記事一覧

ぷかぷかの魔法【詩】

ぷかぷかの魔法【詩】

ある時ふと気づいた。

自分は一度この世界から離れてしまいたいと。

理想通りではないかもしれないが、

新しいもの見てみたいと思った。

その時、自分は想像以上に疲れていた。

自分を動かすために

考えをまとめているつもりだった。

けど、それは目の前の現実から引き離さないようにするための手段でしかなかった。

それは、あまり良くない方法だった。
けど、必要な手段だった。

重ねるように疲れて

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ただそれだけ 【詩】

ただそれだけ 【詩】

ただあなたが大切にしてたものを

大切にしてみたかっただけ

ただあなたがおもしろいっていうから

貫き通しただけ

ただあなたがふれた世界に

ふれてみたいと思っただけ

ただあなたが

大切にしたいと思った私を大切にしたいと思っただけ

いつもシンプルで

いつも誰かがいて

時にそれが複雑で

私を悩ませるだけ

ただそれだけ

すきになる。【詩】

すきになる。【詩】

条件があわないから

好きになることがないなら

こんなに楽なことはない。

夢も恋も希望も好みも。

前を見たら

君が歩いてた

わずかな時間に

うつる姿に

軽やかさと

しなやかさを感じて

もう僕は

この世にはいないんじゃないかって思った。

甘いゼリーの罠 【詩】

甘いゼリーの罠 【詩】

君との記憶は

いつも赤い甘いゼリーのようで

甘ったるくて

抜け目がなくて

まったりして

埋もれてしまう

生クリームで着かざってしまえば

すべてが素敵なドラマのようで

ゆるい

甘い

罠のように

今日も甘ったるく

わたしを着飾る。

記憶のなかで。

いさぎよいキミへ 【詩】

いさぎよいキミへ 【詩】

びっくりするようなタイミングで

懐かしい人にあった。

そんなことあるんだって、

こころの中で笑った。

縁が縁を呼ぶような

縁が新しいものを産むような

瞬間だった。

決めかねてる私を

笑うように

きみは今日も強くあった。

ただ安らぎと共に

ペンギンにはげまされる日々 【詩】

ペンギンにはげまされる日々 【詩】

部屋にカレンダーがかかっている。

だから、がんばれって!

ペンギンの声が聞こえる気がして、

見かけるたびに

クスッとなる。

空は青かった【詩】

青空を見かけたとき

ぼくはまだ飛べないと思った。

歩けど、歩けど、

白い世界で
自分は何を感じたらいいんだろう。

けど、そのとき

きみがいったんだ。

それでもまだ

空は青いんだろ?

目指す場所は見えなくとも

それでもまだ

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