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【社員インタビュー】すべての挑戦を応援するクリエイティブ集団

「みんなのデザイン進化論」の取り組みを立ち上げたレベルフォーデザイン(L4D)の社員へのインタビューをおこなう本連載。なぜ、デザインの道に進むことになったのか、L4Dに入社した動機やL4Dでの経験を経て「デザインの価値」をどのように感じているのか。ぶっちゃけて話していただきます。第4回は入社3年目の赤嶺舞さん。異色の経歴を強みにして独自の存在感を示すと共に、想いを持ってきた「教育」とデザインを掛け合わせる活動をしています。(聞き手:酒井 章)


まず、これまでのキャリアについて教えてお話いただけますか?

私はデザイナーとしては異色で、中央大学文学部で教育学を専攻しました。


なぜ教育学を学ぼうと思ったんですか?

もともと子どもがすごく好きだったんですが、高校の時に教育に興味を持って大学に入りました。一方で、小さい頃からモノをつくったり、絵を描いたり、デザインしたりすることも好きでした。


大学ではどのようなことを学びましたか?

教員養成よりも教育学そのものを学ぶ傾向が強い学部で、社会学や心理学など多角的に教育について学びました。また、学生が自主的に運営するゼミで学校教育に特化した研究もしていました。


しかし、卒業するとデザイン方面の仕事に就いたんですよね?

はい。卒業を前にして「教員になりたいわけじゃないな」って思ったんです。一般企業への就職活動もしたんですが、しっくりこなくて・・・。
改めてもともと好きだったモノづくりのようなことがしたいと思って、大学4年生の夏に夜間のデザイン専門学校に通いデザインの基礎的なことを勉強しました。で、大学卒業間際に就職活動をして、運よくある制作会社に拾ってもらいました。


どういう分野の制作会社でしたか?

観光や旅行関係のパンフレットやガイドブックや中吊り広告などを専門にする会社で、5年ほどいました。


専門学校で学んだデザインと、仕事としてのデザインに違いはありましたか?

全然違いましたね。専門学校のときはイラレ(Adobe Illustrator)の使い方など技術的なことは教えてもらったんですが、その会社では「そもそもデザインとは」「仕事とは」ということを実践的にビシバシ教えていただいて、すごく感謝しています。


そのときに教えてもらったことで一番記憶に残っていることは?

社長が熱い人で「社会人には2種類の人がいる。同じ1年を毎年毎年積み重ねてしまう人と、1年1年ちゃんと成長して違う景色を見ていく人。赤嶺さんは後者になってね」ということをおっしゃっていただいたのが強く印象に残っています。


当時、一番記憶に残っている仕事は何でしたか?

私はデザインだけではなく、いろいろ考えることが好きなんです。
とある市の仕事でコンペ(競合プレゼンテーション)に参加させていただいた時に、課題に対して「どういう内容をつくるか」「どう見せていくか」をイチから自分で考えるのが楽しくて。で、自分が出した企画が採択されて、お客様がとても喜んでくださったのがすごく嬉しかったですね。


その会社からの転職の動機は?

コンペの仕事などを通じて「やっぱり自分はそもそも考えるところからやりたいんだ」ということに気づいたんです。それがきっかけとしては大きいです。


さまざまなデザイン会社の選択肢があったと思いますが、その中でL4Dを選んだ理由は何でしたか?

一番は経営理念とコアバリューです。
いろいろなデザイン会社のWebサイトを見ましたが、かっこいい作品がたくさん載ってはいますが、会社のビジョンには言及されていないのが大部分でした。でも、L4Dは経営理念をすごく大事にしているということがサイトからすごく伝わってきたんです。
カッコいいものをつくるとかブームをつくるとかではなくて、「社会に貢献する」というところにフォーカスしているのが、個人的にはすごくしっくりきました。あとコアバリューが10項目あるんですが、私が仕事をしていく中で大事だなって思っていたことが書かれていたので本当にびっくりして。


例えばどんな項目でしたか?

「成長のために困難な道へ挑戦しよう」や「素直で謙虚な心を忘れずに感謝しよう」です。デザイナーとしても社会人としても、ひとりの人間としても大事だなと思うことが書かれていて、共感しました。


選考の時に記憶に残っていることは何ですか?

2次選考の時の清水さんですね。すごい無邪気な人だなと思って(笑)。
なんか楽しそうにいろいろなことをお話しされるんですよ。しかも経営計画書をくださって。こんなものを採用候補者に渡して見せてくれるんだ、というのは衝撃でした。


今は、どのような仕事をしていますか?

私が所属している第一クリエイティブグループで積極的にやっている地域ブランディングの分野では、現在、愛媛県 鬼北町の仕事をやらせていただいています。また、清水さんとは企業様のCI・VIのデザインや商品のリブランディングに携わらせていただいています。


鬼北町の仕事は、どのような内容ですか? 

ある意味「デザイン」の領域を超えたことをやっています。ワーケーションの企画をして現地に人をお連れしたり、逆に東京で鬼北町の美味しいものを体験できるイベントの企画や運営をやったりしています。


面白いですね!L4Dに入社して感じていることは何ですか?

すごくフラットで心理的安全性が高いと思っています。特に案件に向かってみんなで考えていくときには、「誰がどんな意見を言ってもいい」「みんなでより良いクリエイティブを作っていこう!」という雰囲気があります。


仕事の仕方はいかがですか?

会社のルールが少なくて、社員それぞれが一番やりやすいやり方をさせてもらっていると思います。社内でコミュニケーションが必要な時は「ちょっといまから話せませんか」みたいな感じで気軽に相談できて、とても働きやすいですね。


転職の動機だった「初動から考える」ことは実現されていますか?

はい、コンセプトの設計や企画立案などから携わらせていただいている案件が多いですね。


これまでコンセプトから携わって来たプロジェクトについて教えてください。

東具さんという会社の宝箱型のギフトボックス「giftool」のリブランディングです。

giftool[宝箱]

もともとVRの機能などが付いていたんですが、「VRはちょっと複雑だから無くていいんじゃないか」とか「鍵は絶対あった方がいいよね」とか、商品設計の段階から意見交換をさせていただき、デザインもよりキャッチーなものにしました。で、おもちゃショーに出したところお子さんの反応がめちゃめちゃ良くて、一気に販路が拡大して、今ではハンズやロフトにも取り扱ってもらえるようになりました。


子どもたちにデザインを教える「こどもデザインスクール」も立ち上げましたね。

大学で教育学を学んでいたので、「デザインと教育を結び付けたい」「デザインを通じて教育にも何か貢献したい」という思いがずっとありました。そんな中、ベネッセで子どもにデザインを教える講師をする機会をいただいたり、知り合いのデザイナーさんから「うちの子どもに何か教えてよ」と言っていただいたりして、「ならば自分でやってみよう!」という気持ちになりました。小学4年生から6年生のお子さんが集まってくれましたが、何を伝えたら良いのかを一所懸命考えて実施しました。

「こどもデザインスクール」実施の様子


想いを持っていた教育と、デザインという現在の仕事が掛け合わされたんですね。

はい。レベルフォーデザインという場で、自分たちで考えたものを実現できたことがすごく嬉しいです。
今後も「教育×デザイン」の領域を広げていきたいです。


L4Dに入社して、改めてデザインに対する向き合い方や考え方は変わりましたか?

「ものをつくるだけじゃない、本当にいろんなデザインがあるな」ということをすごく感じています。今まではパンフレットやチラシなどつくることが主だったんですが、そうしたモノをつくることだけじゃない、デザイナーの発想やクリエイティブな視点がいま、社会に必要とされているんだな、と強く感じています。
例えば、お客様と打ち合わせをしていても、デザイナーに突飛な意見を求めている、と感じます。なので、ちょっと馬鹿げてるって思えるようなことも言ってみるんです。すると、すごく喜んでいただいたり、お客様の発想もより広がって「そんなこと言っていいんだ」という空気になります。
「これジャストアイデアなんですが」が清水さんの口癖なんですが、私にもそれがうつってしまいました(笑)。


「みんデザ」に参加しての想いはありますか?

参加してすごくラッキーでした。自分のデザインに対する考え方が拡張しましたし、先ほどの「(デザインは)モノづくりだけじゃない」いう考えやデザイン経営などを学んだことで、新しい出会いや発見も生まれました。


これからやってみたいこと、学びたいことは何ですか?

「デザイン×教育」の実践・実験は、ライフワークとして続けていきたいですが、個人的にめちゃめちゃやりたいことが多いタイプなので・・・優先順位をつけるのに苦労しています。いま楽しくて勉強しているのは「STUDIO」っていうWebサイトを作るノーコードツールとChatGPTですね。今回の連続投稿キャンペーンのサイトもSTUDIOで制作しました。


赤嶺さんは、プロジェクトマネジメントが得意そうですね。

全社的な取り組みの中で、進行の段取りをつけて采配したりお尻を叩いたりとかは、割と好きかもしれないですね(笑)。


L4Dは「ブランディングデザイン」を標榜していますが、赤嶺さんにとってブランディングとは?

「らしさを磨き、ファンをつくること」だと思います。


デザインとは?

「だれかのためにつくること」です。
お客様であれ一般の人であれ、“誰かのことを思って”設計したりモノを作ったりすることは、デザインの大事な根幹だと考えています。あとは、先ほど言ったことと矛盾するかもしれませんが・・・いまデザインは「意匠をつくる方じゃないところ」に注目されがちなんですが、最終的にアウトプットをつくるのは私たちデザイナーにとって重要な要素だと思っています。


レベルフォーデザインという会社をキャッチフレーズ的に表現すると?

めっちゃ悩んだんですけれど・・・
「すべての挑戦を応援するクリエイティブ集団」です。 
挑戦することにすごく前向きなんですよね。お客様の挑戦にはもちろん伴走しますし、会社としてもビールを作ったり、個人の学びもすごく後押ししてくれる。なので「挑戦を応援する」がしっくりくるかな、と思いました。


⚫︎この記事の話し手
赤嶺 舞(あかみね まい)/  L4D / デザイナー
1994年生まれ、神奈川県出身。企業や地域のブランディングデザインを中心に活動中。ゆくゆくは、大学時代からの学びを生かし、培った力を子どもや教育に還元していきたい。
Facebook  https://www.facebook.com/mai.akamine.37/
Instagram @mai_akamine



【みんデザ連続投稿キャンペーン】

キャンペーンは終了いたしました。
皆様、応募いただきありがとうございました。




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レベルフォーデザインではメンバーを募集します。
一緒に働けることを楽しみに。
皆さまのご応募お待ちしています。

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