見出し画像

第二弾! アタマ良い人が、毎度、不合格になる訳

5月18日の記事の続きですが、今回は薄く短い内容となります。

昇進昇格アセスメントでよくある悲劇、日常的に周りから「デキる」「賢い」と絶賛されている方が、いざ昇進昇格アセスメントとなると簡単に合格できない…。なぜ?

①「対人面に問題あるよね」「スタンス的にイマイチかな?」

②「結果出してないよね」「だから何なの?だよね」

5月18日の記事では①について説明しました。アタマ良いけど他の面で感じ悪い人はどうなのかという話でした。

では②について!

ニュアンス的には「評論家はダメよ」となります。

例えばグループディスカッションで、キレキレであったり、論理的であったり、発想豊かであったりしても、意図が不明確であり、結果が伴わない場合、私たちアセッサーの評価は「で?」になります。

例えばインバスケットで問題状況を広くとらえたり、要因分析がシャープであったりしても、書かれている内容が一般論であったり、今後のことを大所高所から論じていたりの場合、私たちアセッサーの評価は「で?」になります。

このような受講者の方、皆さんが思っている以上に多いです。そして皆さんの周り(職場の中、組織の中)にも多いのではないでしょうか?

「いいこと言ってんだけど、行動が伴わないんだよね~」

昇進昇格アセスメントのケーススタディの場面で、このようなタイプの方、ほぼほぼ日常と同じような行動になり、私たちアセッサーから同じようなことを指摘されます。

「いいこと言ってんだけど、で、何なのよ?」

これはグループディスカッション。

「いいこと考えているようだけど、で、どうしたいのよ?」

これはインバスケット。

日常の仕事の中で評論家と周りから指摘されることは仕方がありません。だって言ったことを実行して失敗したらかえってマズイことになりますから。

一方、昇進昇格アセスメントの場合、評論家としてあれこれ考えたことを責任者として自身が実行するつもりで「言ったり」「書いたり」しても失敗しようがありません。だってケーススタディの中での絵空事ですから。

アタマ良いです。けど、普段、職場では評論家だねって周りからさされていますの方が毎度、不合格となる場合、この罠にハマっていることが多いので考え方ではなく、生き方を変えることを推奨します。

日常の仕事の中では評論家として安全な道を。

昇格アセスメントの中では評論家&実行者としての道を。だって絵空事の世界だよ。なので、結果・結論・成果にもっとこだわり、自分で打ち出していくことがポイントです。

一例ですが、グループディスカッションでは主に対人面に関するコンピテンシーが評価されます。評論家として何かについて論理的に論じるだけに留めず、「だから何なのか」を重視する必要があります。

「論理的に論じる」→「だからBさんの意見に反対です」        

          「だから私のこの考えを最終結論としましょう」など

これを意識することで評価にプラスの影響を与えます。

ということで、本日の記事はここまでとなります。かなり狭いニーズに対応する記事でしたが、お付き合いいただきありがとうございました。今後もよろしくお願いします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?