ミニマリストの私がキーホルダーを付ける理由
「必要最小限のモノで暮らす人」通称ミニマリスト。
そんな人は、必要ないものは持たない。
実用性のあるモノでも、本当に必要かどうか判断して、手放す。
ましてや実用性のないアクセサリーやキーホルダーなんて…
でも私は、カバンにキーホルダーを付けている。
KAWSのキャラクターのキーホルダーだ。
私は特段、KAWSが好きというわけではない。
ただ、Amazonで安くで買えるものの中で最もデザインが好みだったのだ。
では、なぜ私はキーホルダーを付けるのか。
それは「考えが凝り固まらないようにするため」だ。
ミニマリストとして発信を続けていると、
ミニマリズムだけが唯一の正解であるかのように思えてくる。
たしかに、現在の私にとってミニマリストになることは良い選択肢であったと思う。
だが、時にはモノを増やしたほうが良いこともあるかもしれない。
そういったときに、素直にモノを増やせるように。
また、ミニマリストに向いていない人もいるだろう。
そういう人に無理にミニマリストを押し付けないように、
自分への戒めとして付けているのだ。
日光東照宮の陽明門は、
『完成したものはそこから崩壊が始まる』という考えから、
12本の柱のうち1本は逆さに取り付けられている。
同じように、「合理的に考えれば手放すべきもの」を常に持っておくことで、完璧でない状態にしている。
ミニマリズム以外の道も受け入れられるように、
柔軟に生きていけるように、
私はキーホルダーを付けている。
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