「ミニマリスト」「ヴィーガン」「社会主義」の共通点
「ミニマリスト」 「ヴィーガン」 「社会主義」という考えは、
どれも世間の主な考え方ではない。
大量消費する社会は続いているし、
現代人は野菜よりもお肉を多く食べる。
先進国の大半は資本主義。
では、主流でないからと言って批判したり、考えないままでいたり、馬鹿にしていいのだろうか?
今では良くなったけれど、一昔前にはミニマリストは
「部屋が牢獄みたい」
「貧乏くさい」
「病気じゃないの?」と、馬鹿にされる対象だった。
激しい活動の印象が強くて、
「私はヴィーガンです」と言うことをためらう。
社会主義なんて口にしただけでも、「お前は差別主義者だ」と
批判される対象になってしまう。
でも、主な考え方にだって良くない部分はある。
大量消費のせいで、生活が快適ではなくなったり、環境問題が生まれる。
肉食のせいで、糖尿病やがん、心臓病などのリスクが高まる。
資本主義のせいで貧富の差が広がり、市場で評価されること以外には価値がつきにくい。
「ミニマリスト」「ヴィーガン」「社会主義」の共通点は、
「新しい視点」を与えてくれるところだと思う。
「大量に消費して、そのお金を稼ぐために一生懸命仕事するより、
必要なモノだけ持って幸せになればいいんじゃ?」というミニマリスト。
「お肉は美味しいけど、健康とか環境の面から考えたら減らした方がいいんじゃ?」というヴィーガン。
「お金持ちになるために人生を費やすより、みんなが平等にお金をもらって、生活を保障されてる方がいいんじゃ?」という社会主義。
わたしは、「社会主義などは正しい!」と言いたいわけではないし、
「世界の全員がミニマリストになるべき!」とも考えていない。
ただ、どちらかに傾くことが問題なのだ。
では、どうするべきだろう。
私は、妥協点を探していくことが大事だと考える。
『大量消費思考かミニマリストか』ではなく、
「生活に必要なモノは持っていて、加えて自分のお気に入りのものをいくつか持っている。」
『肉食かヴィーガンか』ではなく、
「健康に必要な分の野菜は食べながら、少しお肉の料理も味わう」
『資本主義か社会主義か』ではなく、
「競争社会も少し残しながら、働きたくない人が働かなくていい社会保障(ベーシックインカムなど)を定める」
こういう妥協点、最適な答えを探すべきではないだろうか?
自分の「常識」に囲まれて生きていると、
その常識の外側の考え方を取り入れにくくなる。
そして、批判したり、馬鹿にする。
あなた自身が考えることで、あなたの生活が良くなるかもしれないのに、
その機会を失うことになるのだ。
一見抵抗を覚えるような考え方にも、
その根底には、論理がある。
それを知っておけば、もっと柔軟な考え方ができるかも。
読んでくれた方と、今いるフォロワーに「ありがとう」を。
コメントをしていただけると嬉しいです。