【決定版】ミニマリスト流モノを買うかの見極め方まとめ
モノの分類
私の考えでは、持ち物は4つに分類されます。
その基準は、
・そのモノを長く使うかどうか
・そのモノを持ちたいかどうか です。
「長く使うかどうか」の見分け方としては、10年以上使用するつもりかどうか で考えるといいでしょう。
そして4つの分類とは、
①長く使い、かつ 持ちたいモノ
②短く使い、かつ 持ちたいモノ
③長く使い、かつ 持ちたいわけではないモノ
④短く使い、かつ 持ちたいわけではないモノ
この4つそれぞれについて、モノの選び方を考えていきましょう。
①長く使い、かつ 持ちたいモノ
これには例えば、腕時計やバッグなどが当てはまります。
このようなモノの場合、妥協のものは買わないのが良いでしょう。
買ったものを、ずっと気に入り続けられるかどうかは「それが一番かどうか」で決まっています。
つまり、「妥協のもの」では、いつか飽きが来てしまうのです。
例えば腕時計で、
100万円の腕時計が欲しいけど、ちょっと手が届かない…
というときに、
「今買える30万円の時計」を買うとします。
買ってからしばらくは気分も上がるでしょうが、そのあとは「やっぱり100万円のが欲しいなぁ…」と思うでしょう。
もしも30万円のを買うことがなければ、将来もっと早く100万円の腕時計を手に入れることができます。
このように、長く使いたいものの場合は、妥協のものは買わないのが良いでしょう。
高くても1番を買ったほうが損をしない
先程は、購入時の値段のみで話しましたが、
それ以外での点でも「1番のものを買ったほうがいい」と考えられます。
1つ目に、結局は値段がそれほど変わらないから。
先程の100万円と30万円の時計。
買う際の値段は70万円も違いますが、もし10年使ったらどうでしょう?
1年あたりの差は7万円。
100万円もする腕時計であれば、10年どころか50年以上使い続けられるでしょう
こう考えられれば、結局1年あたりの値段はそれほど変わらないのです。
次に、投資対象として。
値段が高く、長く使えるものは 自然に投資の対象となります。
腕時計やバッグ、高級車などがそう。
もしも売ることになった際、高く売れる可能性が高いのは、
もちろん100万円の方です。
買う際は高いけど、売るときにも高い。
最後に、ストレスの観点。
30万のを買ってストレスを受けるくらいなら、100万円のを買って、気分を上げたほうがいいでしょう。
気分が上がることによってストレスが減ったり、アイデアが湧いて仕事が上手くいったり。
この3つの視点からやはり、長く使いたいモノは「1番のものを買ったほうがいい」と考えられます。
その「1番」が高すぎる場合は?
先程の腕時計の場合。
100万円ほどならまだなんとかなるでしょうが、
例えばヴァシュロン・コンスタンタンの腕時計は1000万円も下りません。
普通の社会人として生きていれば、とても手が届かない。
私はこういった場合でも、「1番のものを買ったほうがいい」と考えます。
どうせ、妥協で100万円のモノを買おうが、1万円の腕時計を買おうが、ストレスを受けることには変わりがないです。
もしも生活の中で節制して、他のものを買うことを諦めて努力すれば、もしかしたら1000万円にも手が届くかもしれません。
「そんな努力したくない」と思うのであれば、腕時計は諦めましょう。
諦めたものは、③「長く使い、かつ 持ちたいわけではないモノ」と同じ選び方をしましょう。
②短く使い、かつ 持ちたいモノ
これには例えば、香水や衣服などが当てはまります。
「香水が好きだからいいものを持ちたい。けれども使えば無くなってしまう」という場合。
このような場合は、「予算を決める」のが良いでしょう。
先程まで、「1番以外買うな」と熱血なことを言っていたのに、いきなり現実的なメソッドです。
「長く使う」ものの場合、妥協のものを持っている間はずっとストレスを受け続けます。
ですがこの「短く使う」ものの場合は、ストレスを受けたとしても、いつか使い切る期限が来ます。
期限が来れば、そのストレスからは開放されます。
だからといって、完全に趣味性を度外視するのも考えものです。
人生の楽しみが減ってしまいますから。
ですから、予算を決めて、その中で一番を選ぶのが良いのです。
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腕時計にバッグ、香水…すべて私の好きなものです。
ですが無闇矢鱈に物欲に従って買っていれば、
すぐに口座が底をついてしまいます。
だからこそこのように、きちんとルールを設ける必要があるのです。
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③長く使い、かつ 持ちたいわけではないモノ
これには、印鑑や生活用品の一部などが当てはまります。
これも「長く使う」のだから一番のものを買うべきでしょうか?
それとも、「持ちたいわけではない」のだからできるだけ安いものを買うべきでしょうか?
どちらでもありません。
②と同じ、「予算を決めて、その中で一番のを買う」です。
「持ちたいわけではない」ものにこだわっても、それほど幸せにはなれません。
だからといって、不便なものを買えば、使う度にストレスを受けます。
だから、「予算を決めて、その中で一番のを買う」のです。
持ちたいわけではない印鑑にも、こだわれば少しは愛着が湧きます。予算を決めたから金銭的にも損をしません。
④短く使い、かつ 持ちたいわけではないモノ
これには生活用品のほぼすべてが当てはまります。
トイレットペーパーや洗剤など…。
これらのものにこだわっても、それほど幸せにはなりませんし、ストレスも減りません。
そのため、「最低限の機能を持っている中で、最も安いものを買う」のが良いでしょう。
安くても不便なものを買えば、当然ストレスを受けます。
だから最低限欲しい機能は決めて、その中で1番安いものを選ぶのが良いでしょう。
まとめ
そもそも前提として、「それが本当に必要か」は考えなくてはなりません。
モノが増える、というデメリットだけではなく、
家や車の場合、予算を決めたとしてもかなりの出費になってしまいます。
そのため、「賃貸では暮らせないか」「タイムズなどのレンタカーサービスで過ごせないか」と考えることが重要なのです。
またもちろん、例としてあげた腕時計やバッグ、香水などは人によって分類が違います。
「腕時計なんて時間を見れれば十分」と考える方もいれば、
「印鑑が大好き」という方もいるでしょう。
自分で考えて分類しましょう。
まとめとして言えることは「衝動買いはしてはいけない」ということです。
買う前にきちんと分類し、考えることによって最適な買い物が可能なのです。
店頭やネットで、心惹かれる商品があっても、その場で買いたい気持ちを抑えて、一度落ち着いた状態で買うべきです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。
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